発売日:2020/3/12
文 庫:312ページ
ISBN-13:978-4334779979
名門私立千手學園には、今日も妖しい呪いの噂が
飛び交っている。
ある日、一年生の富貴が“図書室の怪人"に出くわしたと
生徒たちの間で大騒ぎに。
浅草育ちの永人は、慧や昊、乃絵らと真相究明に
乗り出すが、生徒会長の東堂に「この件は忘れたまえ」と
横槍を入れられてしまう。
そして、永人が千手學園を退学するという噂が――!?
大正浪漫の香り漂う学園ミステリ!
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シリーズ第2弾。
大正時代の東京。
奇抜な學園の校舎と名家と富裕層の子息ばかりを集めたという
親の権力でランク付けされているようなエリート校
そこに曰く付きの理由で放り込まれた檜垣永人。
前作で大病院の双子の息子に気に入られ、特に慧からは
大好きな探偵小説の探偵のようだとキラキラ目で見られ
學園内の呪いやら謎を積極的に解決する探偵団を宣言される。
今日も今日とて事件は起こる??
1話 図書室の怪人
広大な図書室に噂の怪人が出た?
探偵役を押し付けられた永人は、途中で強引に役を降り、
生徒会長の藤堂からは、この件は忘れろを言われる。
図書室の怪人とは??
2話 美術室の想い人
絵画展で特選になった絵が、銀行に飾られる事になった。
しかし、学園での鑑賞会の最中に、窓から何かが
投げ捨てられ、その直後に絵が消えた?
3話 温室の地図
綺麗すぎる美貌の2年生。温室の薔薇が引き抜かれる事件。
窓から投げ捨てられたマリア像。寮の部屋の侵入者。
犯人は何をしようとしている?
4話 回廊の白蛇
真夜中に回廊を這う白蛇の呪いで慧が呪われた?
呪いを解くための儀式で、慧が消えた!
浅草で永人の義兄:蒼太郎が目撃された?
学園とは、呪いや謎が当たり前のように転がって来るらしい。
それは探偵として認知された永人の人間関係を強固にしていく。
固定キャラの性格や変な役割が見えて来て
更にキャラが増えて、これがどう繋がる?と思ったり
永人が傷つけられる描写には、ムカつくけれど
それを我慢して受け流す永人もまた、好感度アップ
軽くて読みやすくてハラハラできるから、
このシリーズは楽しめます。
↓シリーズ
千手學園少年探偵團