発売日:2022/9/14
新書:192ページ
ISBN-13:978-4065293256
同日同時刻に、同じ人間が存在していたーー!?
ドッペルゲンガー騒動に加えて、死んだはずの
人間が目撃される不可解な事件も発生し……。
「薬屋探偵」たちは、謎を解明して真相に辿り着けるのか?
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5年ぶりに、やっと続きが読める
と思ってワクワクしていたのですが
カバーイラストを見て、あれ・・・前に戻った?
薬屋探偵妖綺談・・・妖綺談?
今のシリーズは怪奇譚じゃなかった?
慌てて高里さんのブログを見に行ったら
「妖綺談の時間軸をリアルタイムでお届けします。
一冊だけで読める内容です」と説明があった。
ってことは2022年の事か・・・
「白兎が歌った蜃気楼」から先のお話ってことね
ふむふむ・・・だからカバーイラストも合わせたのね
個人的には、こっちの方が好みですけど(^◇^;)
読み始めて、あぁ~そうだった。
妖綺談の薬屋はこうだったと懐かしく思い出しながら
そして・・・
「灰色の木を、金色に戻す薬をください」
あぁ~ 帰ってきた・・・
ドッペルゲンガー騒動に加えて、死んだ人間が目撃される?
バラバラに調査していた3人。
その調査の過程でリベが顔を叩かれる出来事が発生!
リベって、生きてる年数は別にしても、見た目は
どっから見ても小学生。なのに殴るか??
ここで怒りが爆発しそうになりました(;^_^A
よく踏ん張った!偉いぞリベ!
まぁ~そこは、秋がいるから・・・ね。
それぞれが別々に動いていたことが、
ひとつの結末にたどり着く過程が快感なんですよ。
秋がだいたい一瞬で気付くんだけど、今回は
リベの観察力が勝りました。
っていうか、リベがスマホ持ってるぅ~!
使いこなしてるし!さすが若者!
・・・と言っていいのか?(^◇^;)
秋のフードの内側にしがみつくリベザル
座木の尻尾が彼の背を包む(〃▽〃)ポッ
こういう3人の描写が好き♪
花花の店長のカイもイェンリイも元気そうだ。
ゼロイチも元気そうだ。
フードデリバリーのバイトだなんて、さすが最先端。
死んだはずの人間が生き返る事件のトリックは?
まぁ~薬屋さんだからね。
まさか、後々ケアまでしてるとは思わなかったぁ~
今回も印象に残る言葉たちがたくさんありました。
犯罪に手を染める人間の中には、目の前の状況に対して
最適解を求めた結果、欲しかったので奪った。
騒がれたので静かにさせた。腹が減ったので食べた。
と述べる者もいる。
「人の施しを待つな。要求があれば顔より口に、
口より行動に出せ」
そういえば、リベはよく秋に怒られてましたね(^◇^;)
「どんな説も信じたい人には真実で、気に食わない
人には 捏造だ。認知の歪みは無限の世界を生み出して、
不変の事実を葬り去る」
「君は時々、バカみたいに頭がいい」
「形容矛盾やめろ」
秋とゼロイチは何気に仲がいい(●≧艸≦)
今回は、本編の間を繋ぐ昔話で楽しかったです。
けれど、読みたかったのは続編だったのですよね。
あと何年待ったら続編読めますかねぇ
やはり映画化したシリーズのほうが忙しいですかね
結末は決まっていると仰ってたのに・・・(ノ_-;)ハア…