発売日:2013/7/23
文 庫:327ページ
ISBN-13:978-4122058194
構内に掘られた穴から見つかった化学式の暗号、
教授の髪の毛が突然燃える人体発火、
ホメオパシーでの画期的な癌治療、
更にはクロロホルムを使った暴行など、
大学で日々起こる不可思議な事件。
この解決に一役かったのは、大学随一の秀才にして、
化学オタク(?)沖野春彦准教授―通称Mr.キュリー。
彼が解き明かす事件の真相とは…!?
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死香探偵シリーズの作家さん
そっちのシリーズが全て揃わないので
脱線して、こっちのシリーズに手を出した(^◇^;)
化学と言いながらも、難しくなくて読みやすい
気分転換代わりに、ちょうどいいです。
著者が大手製薬会社の研究員っていうのが
なるほど納得(゚-゚*)(。。*)
舞台は四宮大学。
流れ的には、大学のどこかで事件?が起きていて
庶務課(何でも屋)に相談事が持ち込まれ、新人で
好奇心旺盛な七瀬舞衣がモラル向上委員会のメンバーである
理学部化学科のミスターこと沖野春彦准教授を
巻き込んで事件を解決するというお話。
舞衣の上司の猫柳も、さえない政治家のような容貌だが
異常な情報収集能力が恐ろしい課長である。
一方、沖野淳教授はというと、祖父がフランス人で、
キュリーという苗字だったことで、庶務課の猫柳課長に
Mrキュリーという、ありがたくないあだ名をつけられて
大迷惑を被っているらしい(^◇^;)
第一話 化学探偵と埋蔵金の暗号
誰かが夜中に校内に穴を掘っていた!
そこには暗号の切れ端が??
第二話 化学探偵と奇跡の治療法
舞衣の叔母が乳がんを診断され、高額な
民間療法に手を出したのだが・・・
第三話 化学探偵と人体発火の秘密
講演後、松宮教授をゲストに迎えての懇親会
挨拶の最中にいきなり髪の毛が燃えて(〇o〇;)
第四話 化学探偵と悩める恋人たち
同棲を始めた浩介と超絶美人の涼子だが、
恋人のような関係を拒絶する涼子の本音とは?
第五話 化学探偵と冤罪の顛末
剣也は、舞衣の幼馴染でアイドル
レッスン帰りにうずくまる女性を介抱したら?
以上、全5話を収録
読みやすいので、これはシリーズを追いかけよう♪