夢探偵フロイト てるてる坊主殺人事件/内藤 了 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2018/11/6
文 庫:331ページ
ISBN-13:978-4094065824

神田川で若い女性の溺死体が発見される。
真っ赤なベビードールを身につけた死体は、
なぜか髪が剃られていた。
スポンサーがついた夢科学研究所で「吉夢を見る枕」の
開発実験が始まるが、被験者の翠は悪夢に悩まされている。

そんな折、十五年前にも神田川と似たような事件が
起きていたことが分かる。
お祭りの日、神社で女の子が行方不明になり、
髪を切り取られた絞殺体で発見された
「てるてる坊主殺人事件」―

フロイトたち三人はこれを連続殺人事件と見て、
真相を追っていく。
多くの女性が犠牲になった猟奇的未解決事件の犯人とは!?
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夢探偵フロイトシリーズ第二弾

単位が足りなくて、夢科学研究所にて、教授の
フロイト(風路亥斗)と、助手のオタ森(森本太志)の
手伝いをする羽目になったペコ(城崎あかね)

プロローグから、ベビードール姿の死体発見で
ぎょっとさせられて、嫌な予感がした矢先に、
ベビードール姿でティッシュ配りのバイトだなんて!

ペコは事件に巻き込まれる気満々じゃないか!
それでなくても色々と緩いんだからぁ~
そしてもらった無料券は「アート・ドール展」
怪し過ぎるぅ~。読んでる側は心配で心配で
心の中で アワワ ヽ(□ ̄ヽ))...((ノ ̄□)ノ アワワ

同時進行で、スポンサーがついた夢科学研究所で
「吉夢を見る枕」の開発実験が始まるが、
被験者の中で、女性参加者の翠の態度に戸惑うペコ。
その翠は、周りの参加者が影響を受ける程の
悪夢を見ていたはずなのに、それを認めない上に、
突然、いなくなる。

フロイトやオタ森は、悪夢の原因を翠が知っていると
仮定して、色々と調べているうちに、とある
共通点にたどりついた。
さすがオタク!検索のやり方が半端ない。

タイトルとは違って、物語の中で過去に起こっていた
事件は、非情に残忍なものでした。
徐々に真相に近づいて行って、最後に怒涛の展開!
ペコが危ない!!

フロイトとオタ森の焦りようが伝わって来る!
電話出ろや!! 途中で切るな!!
当のペコはやはりポヤンとしていて、危機感なさ過ぎ!!
まぁ・・・この緊張感が好きなんですけどね(^◇^;)

いやぁ~今回もやってくれましたねぇ~
(´。`;)ホッとした時の脱力感が半端ない(^◇^;)

研究所のある別名:幽霊森の名前の由来になっている
白衣を着た幽霊。やはり気になります。

お役立ちの蘊蓄は、蚊は縦方向の攻撃に弱いから
両腕を上下に振り回しつつ進むのが正しい・・・
これは知らなかったぁ!
あ・・・これは研究室のあるヤブでの話ですよ。

白身のフチがカリカリに焼けた目玉焼きの
半熟の黄身に箸を挿し、穴に丁寧に醤油を垂らし
黄身だけをご飯に乗せて食べる!
これやった!一時期ハマった!

おばちゃん食堂のおにぎりは海苔がパリパリでは
ないけれど、小学校の遠足や運動会を思い出す。
これ、わかるわぁ~
ニオイと同じで、味や食感も思い出とリンクしてます。

今更だけど、長野県警の高山啓二刑事って、
藤堂比奈子シリーズに出てた刑事だよね?
いいなぁ~シリーズ同士でキャラの顔出しは
ニヤケます( ̄ー ̄)

フロイトは、人を殺す悪夢を探している。
両親を殺した悪夢に近づくことはできるのか・・・