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地獄くらやみ花もなき 参 蛇喰らう宿 (角川文庫)
638円
Amazon |
ページ:240P
発売日:2018/5/25
“地獄代行業”の皓と助手・青児は、不可解な過去の通り魔殺人を
調べるため奥飛騨の旅館へ向かう。
紅葉燃ゆる山宿で2人を迎えたのは、闇に蠢く蛇と、前夜に急死した
女将の亡骸だった。
時を経て再び起こった不審な死。“蛇の祟り”が仄めかされるが、
皓が見抜く本当の罪人と、悲しき動機とは…。
そして事件の終わりと共に、皓と青児を引き裂く
新たな地獄が幕を開ける!
美しき少年探偵とペット扱い助手の事件簿、第3弾。
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地獄代行業シリーズ?第三弾。
地獄代行業を生業とする皓に飼われて・・・
いや、助手兼ただ飯ぐらいとして同居10カ月。
今回はシリーズ1巻に登場したオカルト月刊誌の
ライターからのネタ提供だったのだが、どうやら
青児と同じ時期に目に異変が起こり、犯罪を犯した人間が
妖怪の姿に見えるという女性がいるらしい。
奥飛騨の温泉旅館に、その女性を訪ねることになったのだが
照魔鏡の欠片は、誰かが意図的にやったとしか思えない。
前作で皓の命を狙ったのが、父の側近だったが
もう一人、皓の近くに裏切者がいるかもしれない・・・
山道を歩きながら、泉鏡花の高野聖の話を語る皓。
道に横たわる蛇は異界との境界線。凶兆であり
現し世と隠り世の架け橋である蛇をまたぎ越してしまった。
宿に到着して出迎えたのが青児と同じ目の持ち主
浅香繭花であった。
宿で風呂を探して迷子になり、妖を目にして逃げかえる
というお約束を果たし、皓に報告したものの、今回の
ダメワンコは少し成長していた。
青児が見た妖と、事前に事件を推理していた妖が一致せず
妖怪画集で確認した妖では、推理そのものが壊れてしまう
そして皓は何かに気付き、青児に下山を命じる。
二人で帰るという約束をして、その場を離れた青児だが
何かに押し出されるように石段を越えた。
そこにライターから電話が掛かってきて、青児達が
繭花だと思っていた人間は別人だとわかる。
引き返そうとした途端、山火事が起こり、炎の中から
どこかに潜んでいたであろう紅子さんがふらりと出て来て
皓が亡くなったことを伝える。
しかし、いつものごとく突然出てきた篁さんに保護され、
屋敷に戻ったところで予想外の事が・・・
( ̄へ ̄|||) ウーム
何でもありとはいえ、ストーリーの先が気になって
読んではいたけれど、推理が絡んでくると非情にわかり難い。
文章の流れがどうしても気になるというか、ぶっ飛びすぎ。
デビュー作なら許せるけれど3作目。
さすがについて行けない・・・
もう少し期待していたんだけどねぇ・・・
途中からの流れが、既に無理矢理過ぎてダメでした。
そっちでも、新しい事件が絡んでいたんだけど
だから余計に無理でしたぁ~(^◇^;)
好きな人には申し訳ないけれど、3冊まとめ買いしたから
3冊は読んだけど、続きはもういいや・・・(^◇^;)