魔性の子で、高里(泰麒)が日本にいた時のこちらでのお話。
驍宗の無事を祈る泰麒が阿選に襲われるところから始まります。
小さな泰麒に剣を振り下ろせる阿選の非道!
泰王と泰麒を失い崩壊した戴国を救うため、泰麒と同じ胎果である
景王陽子を頼って、将軍李斉が慶国に辿り着く。
やはり李斉は頼もしい!よくぞ動いてくれました。
ただ、細かいところを忘れていました。
李斎の利き腕が、すごく酷い有様だったことを忘れていた。
しかし、李斎は泰麒の為なら、陽子が覿面の罪(てきめんのつみ)で
死んでもいいと思っていた。見事に忘れていて逆にショックでした。
そして、泰麒と共にあちらに渡った使令の饕餮と女怪の汕子が
泰麒の影の中で混乱している様子が語られ、更に、
李斎の戴での記憶から、戴で何が起こっていたのかが
詳細に語られ、一方で、陽子と雁王達との話し合いで
天と条理についての説明もされる。
泰麒を救うために、十二国が動き出す。
様子を見にあちらに渡っていた麒麟達から、予想以上に
泰麒の状態が悪い事が知らされる。
無事に?泰麒をこちら側に連れ戻すことができたとはいえ
あまりに酷い、惨い状態に六太や景麒も近づけない。
六太の ちび・・・なのか?って一言に涙(T□T)
更に、陽子が登極して間もない慶の国では、泰麒を救うためとはいえ
他国の王や麒麟が慶に入るのを面白く思わない輩が剣を抜く。
そんなすったもんだがあって、載麒と李斎は戴へと旅立つ。
ここでの伏線は、白銀の墟 玄の月で回収できるのです!