ダレン・シャン 6バンパイアの運命/ダレン・シャン | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ数:240P
発売日:2006年12月

バンパイアマウンテンを逃げ出した主人公ダレンは、
仲間の危機を救うため、死刑を覚悟で戻ってしまいます。
知恵と勇気で闘ったダレンに、意外な運命が
待ちかまえていたのです。
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シリーズ第6弾。

試練の最中に、もうダメだと思った瞬間に助けが入り、結果、
試練は中断され、ダレンの死刑が話し合われる。
そんな中、元帥昇格を控えたカーダがダレンを逃がしてくれ、
途中で追い付いてきたガブナーも逃がす手伝いをすることに。
ところが、何故かバンパニーズ達が洞穴に隠れていた。
そしてあろうことか信じていたカーダがガブナーを殺した。
カーダはダレンを生け捕りにしようとしたが、内部を流れる
急流に身を投げ、その手を逃れた。

運良く生きて急流から逃れ外に出ることが出来たが、外は
極寒の世界。凍死寸前のところで旅の途中で出会った
狼の群れと再会、命を救われた。
やがて体力を回復したダレンは、バンパイア達に危険を
知らせる為に、死刑になるのを覚悟で戻る決心をする。

急がないとカーダの元帥への叙任式が始まってしまう。
元帥になったら、血の石を奪う気だ。
血の石は全てのバンパイアの位置がわかるという。
そうなったらバンパイアは全滅だ。

バンパイアマウンテンへの案内役は、狼の群れの中で
弱っている狼だった。内部を知っているらしい。
群れのボスと若い狼2匹と案内役とで潜入するのだが
途中で隠れていたバンパニーズに見つかりそうになる。
ところがここでも予想外の助けが入った。
内部への潜入に成功したダレンは、クレプスリーの
教育係だったシーバーの元へと向かう。
カーダを・・・裏切者を元帥にしてはいけない!

前作に続いて、精神的にも肉体的にも苦痛が続きます。
読んでる方も本当に疲れます。
平和主義のカーダの裏切りは、驚きと悲しみと怒りが
ごちゃ混ぜに襲い掛かってきて、ダメージが大き過ぎた。
バンパイアの為と言いながらも、やり方を間違えてる。
動きたくても動けない事や、力が足りない事や考え方でも
善悪の判断とか色んなジレンマに襲われて、本当に苦しい。
バンパニーズとの戦いでも、仲間が死ぬ。
ダレンとも関わり合った仲間の死は本当に苦しい。
そして、バンパイア流の死刑も惨い
ダレンに下された裁決は・・・

予想外の詰め合わせ状態の4-6巻でしたが、これからの
バンパニーズ達との新たなる戦いに向けて次巻へ・・・