ページ数:251P
発売日:2006年12月
主人公ダレンに、バンパイアとして一人前として
認められるための厳しい試練が課せられます。
瀕死の重傷を負いながらも試練をくぐり抜けたダレンですが、
予想もできないことが・・・。
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シリーズ第5弾。
バンパイアマウンテンの内部には横穴や大きな洞穴が
たくさんあり、そこでバンパイア達が暮らしている。
数少ない女性バンパイアや、クレプスリーの教育係だった者、
ゲームズマスター(色んな戦いのやり方を教えてくれる)や
元帥への昇格を控えた者などだ。
そして元帥や将軍達は、子供のダレンに血を注ぎ込んだ
クレスプリーを非難した。
成長が遅い上に、子供を作ることが出来ないことを
伝えていなかったからだ。
本当ならばクレプスリーが処罰されるはずだったのだが
ダレンが半バンパイアにふさわしい力量があるかを
証明するための試練を受けさせることになった。
しかし、これに失敗すれば死ぬか殺される事になる。
試練はたくさんあるものの、身長や年齢などを考慮して
絶対に無理だと思うものは最初から外し、袋に入れた石に
書かれた番号をダレンが引くことによって試練の内容が決まる。
試練の直前にゲームスマスターから特訓を受けてから
試練に臨むのだが、誰もが最初の試練でダレンが死ぬと
思っていたが、無事に乗り越えたことで回りの評価が変わった。
第二の試練を乗り切ったところで、最後のバンパイアが
バンパイアマウンテンに到着して、祝祭が始まった。
その期間は、試練は中断するので3日間は体を休められる。
傷ついた体を癒しつつも、浮かれ騒ぐバンパイア達を横目に
次の試練の準備をはじめ、何とかそれをも乗り切った。
しかし、全身に火傷を負ったダレンは、次の試練を
受けること自体が難しく、掟を重んじるバンパイアの中では
試練を受けられないイコール死を意味する。
そこで、まもなく元帥になる予定のカーダが知恵を巡らし
かろうじての危機を救ってくれた。
しかし、次の試練で予想外の事が起きてしまい
試練は中断されてしまった。
これもやはり死を意味する。
ダレンの死をめぐって議論が交わされ、結論が出ないまま
時間だけが過ぎていく。
そして、ここでも予想外の事が起こってしまう。
友達思いのダレンの怒りは、抑えようがなかった・・・
あぁ~何という事!
まさかまさかの連続で、こっちまで怒りに震えてしまった。
ダレンに代わって罵声を浴びせて加勢してやりたいとまで
思ってしまった。
怒りに震えながら、次巻を読もう。