ダレン・シャン 3バンパイア・クリスマス/ダレン・シャン | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ数:311P
発売日:2006年08月

ダレン少年に恋人ができた。
ところが、その町で不可解な事件が起きてしまう。
謎の毒々しい生きものはなにか。
命をかけた闘いが始まった。
手に汗を握るストーリーが展開する。
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シリーズ第3弾。
序章から、いきなり物騒な描写で何が起こってるんだ?と
ドキドキしてしまった。

今回の話は、この物騒な序章の1か月前から始まる。
リトル・ピープルの餌係になったダレンと蛇少年のエブラは
小動物や動物の死骸を集めては与えていた。
そんなある日、クレプスリーの古い友人でガブナー・パールという
バンパイア将軍がサーカスを訪ねて来た。

バンパイアの世界には階級があるらしく、数人の元帥の下に
将軍の地位があり、仲間が悪さをしないか見張っているという。
その友人から、嫌な噂を聞いたことで、クレプスリーが昔
暮らしていた都会に向かうことになった。
クレプスリーとダレンと、蛇少年のエブラも一緒に旅に出た。

街に到着してからは、エブラとダレンは近くを散策して楽しんだ。
そんな時、デビーという少女と知り合い、ダレンは恋をした。
デビーの両親に紹介され、クリスマスを一緒に過ごす約束をした。
同じ頃、何人もの死体がビルの中で発見され
その死体からは血が抜き取られていた。

更に、クレプスリーが怪しい行動を取り始める。
ダレンはエブラと共にクレプスリーを尾行した。
その行動の理由は不明だが、やがて一人の男を
襲うつもりだと思い、逆にクレプスリーを殺そうとするのだが・・・

エブラやデビーまでをも巻き込んでドキドキの展開に!
ダレンが友達を大切にするってことが、すごくよくわかるお話。

そして、今回登場するのは、バンパニーズ。
元はバンパイアだったが、バンパイアが血を吸っても人を
殺さないのに対し、バンパニーズは血を吸い尽くし確実に殺す。
その違いで、分裂することになったのだが、お互いに
干渉はしないものの、出会ったら戦わずにはいられない。

血をがぶ飲みするバンパニーズは紫色の肌で、

髪や目、唇や爪は血のような毒々しい色である。
そしてバンパイアにもバンパニーズにも時々、狂った奴が現れる。
それを狩るのがバンパイア将軍なのだが、バンパニーズは
放置しているらしい。

ドキドキの展開と、ちょっと切ない恋の話は
物語が動き出したと感じてワクワクするのでした。