ページ数:244P
発売日:2016年07月
比奈子の故郷・長野と東京都内で発見された
複数の幼児の部分遺体は、神話等になぞらえて
遺棄されていた。
被虐待児童のカウンセリングを行う団体を探るなか
深手を負った比奈子は、そのまま行方不明に。
残された猟奇犯罪捜査班の面々は各地で起きた事件を
つなぐ鍵を必死に捜す。
そして比奈子への復讐心を燃やしている連続殺人鬼・
都夜が自由の身となり向かった先は…。
新しいタイプのヒロインが大活躍の警察小説、第6弾!
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シリーズ第6弾
続きになっているので、「ZERO」と一緒に購入して、
ZEROから読む事をお勧めします。
文庫のページ数からいって、分けることもないのにって
最初は思ったんだけど、タイトルを考えるなら無難です。
東京と長野で発見された幼児の遺体から見える共通点は
神話等を模して遺棄されていた事。
そして、幼児の捜索願が出されていない事。
東京と長野で協力体制をとりながら調査し、
幼児虐待を疑った捜査班はある団体に目を付ける。
ところが、施設に向かった比奈子がそのまま行方不明に。
しかし捜査班の面々は、その事を重要視していなかった。
死神女史だけが、執拗に比奈子を心配する事で
ガンさんも嫌な予感がしてきて・・・
そこに、連続殺人鬼の都夜が脱走したとの連絡が!
またも自分のために殺人を犯しながら向かう先は・・・
そして、都夜との手紙の内容に暗号が隠されていたことを
知った捜査班は、幼児遺体遺棄現場での違和感に気付く。
保のプロファイルには鍵が足りていなかった。
大急ぎで保にメールを送った時、保の慌てっぷりに
比奈子と保の関係に気付いてしまった女史。
そしてガンさんもプロファイラーが保であったことを知る。
都夜が脱走したことで、比奈子の危険度が急激に上がる。
三木の彼女や、その仲間達も総動員しての協力体制に、
見せてやったりオタクの底力!
あぁ~比奈子って愛されてるんだなぁ~とウルっとしました。
犯人は、たぶん途中で想像がつきます。
mokkoがわかったくらいだから、他の人はすぐにわかるでしょう。
犯人と対峙した時の比奈子の優しさと強さが伝わって
これもまたウルっとしてしまう。
最後の死神女史の報告には、思わず嬉しくなってしまいました。
適材適所!やはり、そうじゃなくっちゃ♪
今回はハラハラしましたよぉ~
仕事そっちのけで読みたくなるくらいに!(^◇^;)
これってクセになりそうですわ(○ ̄m ̄)
やっぱりこのシリーズ好きです♪
緊張の合間の息抜きで笑えたのが、長野に向かうことになった
倉島(イケメン刑事)と三木(オタク鑑識官)
そこまでの足は、倉島の恋人である忍(二輪)
長野に到着した時の倉島の心の声に笑った。
「帰ったらヘルメットを、ぢょきんちゃんしよう」(●≧艸≦)