CUT 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子 /内藤了 | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ数:400P
発売日:2015年03月

廃屋で見つかった5人の女性の死体。
そのどれもが身体の一部を切り取られ、激しく損壊していた。
被害者の身元を調べた八王子西署の藤堂比奈子は、彼女たちが
若くて色白でストーカーに悩んでいたことを突き止める。
犯人は変質的なつきまとい男か?
そんな時、比奈子にストーカー被害を相談していた女性が
連れ去られた。
行方を追う比奈子の前に現れた意外な犯人と衝撃の動機とは!?
新しいタイプの警察小説、第2弾!
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シリーズ第2弾

天然系でありながら、異常なほどの記憶力を持つ藤堂比奈子。
「進め、比奈ちゃん」と書かれた七味唐辛子を常備して
くじけそうになる心に喝を入れる
前作で起こった猟奇事件で親友を亡くし激しく傷つきながらも、
死神女史やら、上司のガンさん、先輩刑事の東海林という、
メインキャラ達と捜査に向かいます。
一番気になっていたノビ先生!心配してたんですよね。
そうかぁ~そんな事になっていたんですねぇ

ってことで、今回は前回よりもかなりグロイです。
小学生達に幽霊屋敷と噂されている古い洋館に
作業に入った業者が白骨死体を発見。
ホームレスの死体かと思っていたら、深紅のドレス姿で
両腕を切り落とされた状態でソファーでくつろいでいた。
ところが、更に体の一部分が欠けた遺体を4体発見。

その現場のグロ過ぎる描写には、海外ドラマのBONESを
連想してしまいましたよ。
腐った肉と染み込んだ血液と群がる蠅とウジと悪臭と・・・
想像力が豊かだと、むせ返りそうになりますよ

深紅のドレスはブランド物、更に発見されたドレスは
オートクチュールのような特別製。
遺体にドレスを着せようとしていた?
本当の目的とは?

近くの交番の巡査の紹介でストーカー相談会に来ていた
女性から教えてもらった太鼓焼き
これが美味しそうなのである。

長野のお焼きみたいなものかなぁ~
野沢菜が詰まった奴をごちそうになった事があるけど
あれがもう一度食べたいと思っていたんだけど
思わぬところで似たものと遭遇した感じだわ♪

そのお店の少年探偵団達とも顔なじみになり
ストーカー相談会で話した女性の息子さんもいた。
お店が留守家庭のような役割をしていたんだな。

ところが、その女性が連れ去られ、警察に連絡を入れた
息子と共に行方を探すのだが・・・

いやぁ~今回も面白かったですよぉ~
文章が好みで読みやすく、中だるみなく読めました。
緊迫する場面と緩ーい場面が交互に描かれているから
物凄くグロかったけど、苦痛にはならない。
キャラも立ってるし、みんないい仕事してます。
ノビ先生(保)も重要な役どころで登場します。
ちょっと切ないんだけどね。
続きが楽しみです。
って、もう読んだけど(^◇^;)
このシリーズは追いかけますо(ж>▽<)y ☆