妖怪の子預かります/廣嶋玲子 | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ数:305P
発売日:2016年04月

弥助は十二歳。養い親である千弥と長屋で暮らしているが、
ある夜、烏天狗にさらわれ、妖怪奉行所に連れていかれる。
悪夢を見た弥助が鬱憤晴らしに割ってしまった石が、
子預かり妖怪うぶめの住まいだったのだ。
妖怪の御奉行に「罰として、うぶめに代わって
妖怪の子を預かれ」と命ぜられ、それからというもの
次々に来る子妖怪に振り回される…。
心温まるお江戸妖怪ファンタジー。
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初めましての作家さん。
妖モノが読みたくて、見つけました。
時は江戸の一番良い時代
太鼓長屋と呼ばれるおんぼろ長屋に盲目の按摩と
周囲とは口を利かない7歳くらいの子供が住み着いた。
ある日、鬱憤晴らしに叩き割った石が
妖怪うぶめの住まいだったため、妖怪奉行所に連れていかれ
うぶめに代わって妖怪の子を預かる事になってしまった。

出だしはこんな感じで、わりと想像しやすい内容で
メインキャラは按摩の千弥(センヤ)と養い子の弥助。
妖怪奉行所の月夜公(ツクヨノギミ)と、甥の津弓、
弥助を手伝ってくれる妖の玉雪(タマユキ)と
太鼓長屋の大家の息子で遊び人の久蔵(キュウゾウ)ってとこ。

千弥と弥助が暮らす長屋には、結界が張ってあるので
中での妖怪の子供たちとの騒動は外には漏れない
シリーズ1作目なので、とりあえずは登場人物紹介で
弥助が千弥以外の人を恐れて口を利かない理由とか
突然やってきて、弥助を手伝ってくれる玉雪の正体とか
千弥が何よりも弥助を大切に思い、異常なくらいに
過保護になった理由とか・・・
そんな話が短編のように集まってます。

ストーリーも背景もいいのよ。
なのに。文章がダメだ・・・合わない
感情移入が出来ないのよ。
盛り上がってきたところで、ブツっと切られる。
口にしなくてもいいところをわざわざセリフにしてみたり
語彙が少ないというか、子供向け?
そうなのか?だから説明がつたないのか?
時々イラっとするのよ。
肝心なところでブツっと切られて、いきなり結論とか
なにやってくれてんのぉ~ヽ(`Д´)ノゴルァァア!!って感じ

3冊まとめて買っちゃったよぉ~
内容はいいのに、文章がなぁ~
デビュー作かと思ったけど、そうじゃないし・・・
複雑な気分です(-。-;)


ただ、妖が好きなのはわかりました。
昔ゲゲゲの鬼太郎に出てきた妖が気に入って
その妖の家来という設定でオリジナルキャラを
出してるくらいだからねぇ~
オリジナル妖怪も募集してて、そのキャラを
お話の中に出すという企画もしたみたいだし
著者が楽しんでるのはわかりました。