ページ数:306P
発売日:2013年12月
料理人で殺し屋の佐和は、幼いころから“もう一人の自分”である
バイロケーションと和解していた。
だがある日、完全に情報共有していたはずのバイロケーションが、
勝手に暗殺の依頼を受け、何も言わずに姿を消した。
ターゲットは一体誰なのか? なぜ姿を消したのか?
怒りを覚えた佐和は、自らの追跡を始める。
それが、新たな恐怖を生み出すとも知らずに―。
二重存在“バイロケーション”をめぐる、新感覚ホラーミステリ!
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二度目ましての作家さん
前作に続き、Mirokuさんに頂いた本です。
↑クリック レビュー
前作のバイロケーションは面白かったぁ
バイロケーションとは、ドッペルゲンガーとは違う同時両所存在。
本人に近いところに出現し、その時の本人と同じ記憶を有し
本人として行動してしまう。そして存在時間が限られている。
再出現した時、本人の記憶を引き継ぐが、バイオロケの記憶は
本人には引き継がれない。
本作は続編なんだけど、前回とは主人公が違う。
ザックリ言うと、料理人で殺し屋の佐和が主人公で
バイロケーションともよい関係を築いていたはずなのに
そこに考え方の違いが出て来てハプニング発生
更に、新たな現象が起こって・・・という感じ
バイロケーションといっても、思考するわけですよ
自分であって自分じゃないけれど、思考は自分な訳ですよ
だからそれぞれの立場で思考するんだけど、
バイロケの記憶は引き継がれないから噛み合わない
それが歯がゆい(^◇^;)
どちらも色々考えるわけなんだが、キーになってるのは
本人だから、その思考のグルグルが新たな現象を生み出す
前作ほどの驚きはなかったけれど、面白かったです。
考えるなぁ~(^◇^;)
で、Mirokuさんもおっしゃっていたが、カバーイラストがねぇ
もう少し何とかならなかったのでしょうか?
表示だけ見てたらホラーですってば
誰が担当だ?と調べたら、某アーティストの
ジャケットデザインやってた人だった。
作風がかなり違うんじゃないの?
逆に驚いたわ。
これが書店に並んでいるのを想像したら
絶対に損だよねぇ
ホラー読まない人は絶対に手に取らないと思うし・・・
勿体ないわぁ~
っていうか、ここで某アーティストの名前が出るとは・・・
昔恋してた人が好きだったアーティストでした
別の意味で懐かしい(○ ̄m ̄)