吉原に幽霊が出るという噂がたった。
幽霊が出た後には必ず縮緬細工のほおずきが落ちているという。
騒動のさなか、幽霊が目撃された茶屋の主人と女将が殺された。
下手人は幽霊なのか。
女性が苦手な“二枚目同心”玉島千蔭は「じゃじゃうま娘」との
縁談話に悩む傍ら、事件の解決に乗り出すが…。
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猿若町捕物帳シリーズ第二弾
縮緬細工のほおずきを残して消える幽霊
目撃されたのは吉原の茶屋
主人は客が離れるのを嫌って認めようとはしないが
千蔭が茶屋を訪れていた時に幽霊騒動があり
落とされていた古い縮緬細工のほおずきを拾う
事件と同時進行で、千蔭に縁談の話が舞い込んだ
相手は千蔭が世話になり、また尊敬している青野の娘で
これがとんだジャジャウマ娘だった
二枚目なのに仏頂面で、更にお堅い性格を
娘は嫌っているようなのだが、事あるごとに覗きにくる
嫌よ嫌よも好きの内?
無下に断るわけにもいかず、眉間の皺が深くなる千蔭。
花魁の梅が枝、巴之丞と利吉、目明しの惣田と
おなじみのキャラがさりげなく活躍する
幽霊騒動が起きた茶屋の殺された夫婦
祖母と暮らす一人娘、白髪の夜鷹、
外に出ることが許されないお玉・・・
これは悲劇としか言いようがないなぁ~
吉原だからとも言えるんだけど
それにしても、意外な結末に吐き気がした
そして縁談の結末も笑ってしまった(^◇^;)
しかしなぁ~
1巻を飛ばして読んでしまったのだが
読んでいるのと読んでいないのでは随分と
印象が変わるものです。
やはりシリーズは、最初から読まないとダメですねぇ
物語の艶が全然違いますよ(○ ̄m ̄)
さて続きを読みましょう・・・読んだけど(^◇^;)