ページ数:160P
発売日:2015年09月
怪異を知る者でもにわかには信じがたい、神話上の存在。
だが、それはいた。
身長2000メートル、超弩級の怪異。
ダイダラボッチの出現は終末すら予感させるものだった。
そのひと足で町が壊滅する。天災級の怪異に、公安調査庁、
防衛省も動く事態に発展する。
防衛省幹部、幕僚らが居並ぶ席に、ラフな服装の青年がひとり。
場違いな雰囲気をこれ見よがしに発散する湊である。
人知が及ばぬ無敵のダイダラボッチに対し、
湊は驚くべき作戦を提案する。
それは神話を現代物理学で解明する、神への挑戦とも言えるものだった。
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シリーズ第9弾。
まさかのダイダラボッチ!
神話というか、おとぎ話に出てくる巨大な怪異だと思ってたけど
それまで引っ張り出したんですねぇ
あの自信満々のユウキが怖気づくくらいに
相手は巨大で強大で攻撃すら全く効かない
沙耶は、怪異とはいえ神の部類にはいるダイダラボッチに
攻撃をしかけるのは、神への冒涜だと悩みます。
しかし、被害が出てしまっては、国も動くしかない。
けれど巨大すぎて距離感やら、スピード感がズレまくる。
更に神出鬼没で、先手を取れない。
そんな神がかり的な怪異を倒す術はあるのか?
今回は死なない死刑囚を殺す依頼をしてきた
あの人も登場します。
っていうか、裏でうまく立ち回ってくれてました。
まぁ~彼も国の機関の人ですからねぇ
それだけでなく、総本山や御影神道まで・・・
そして、やっちまいました。
この騙しのテクニックときたら、唖然です。
後が怖いですよぉ~
シュレディンガーの猫で例え話をした時点で
諦め感が脳内で漂いました。
量子力学って、苦手なんですってば。
っていうか、対比が凄すぎて想像が追い付きません。
それでも、なんとなくわかった気になるから恐ろしい。
やってくれましたねぇ~
おとぎ話的な終わらせ方も好みでした。
普段は毒舌の機関銃的な湊なんだけど
たまぁ~に見せる湊のさりげない優しさがたまらん。
そして爆笑したのが、着信音!
理彩子・・・完全に遊ばれてます(○≧艸≦)゛
手持ちのシリーズを全部読んでしまいました。
バチカン同様、ストックができるまでは
湊とは、しばらくお休みです。(´_`。)グスン