ページ数:275P
発売日:2014年08月
恐ろしい怪異が蠢く禁断の館。
その最奥にいたものとは――元気に泣く人間の赤子だった。
この異様な事件は解明されることなく、
記録の奥底に眠ることになる。
赤子は立派な少年と少女に成長する。
だが、そのささやかな平穏は破られる。
赤子が怪異の子だという資料の流出。二人は追い詰められていく。
かくして退屈な依頼に殺されそうだった湊の登場である。
なぜ怪異の館に赤子はいたのか。二人は本当に人間なのか。
不可思議な事象に湊の知性は驚くべき論理的解決を見出していく。
だが見過ごした一つの可能性。
それが恐るべき事態を引き起こすのだった!
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シリーズ第8弾。三話構成になっております。
第一話「劣」
怪異が棲みついている館で守られていた赤ん坊が二人。
それは総本山と御影神道に引き取られ、監視下に置かれた。
やがて成長した二人だが、怪異の子だという資料が流出し
始末の対象として追われることに・・・
第二話「交」
派閥争いをひっくるめて、二人を始末しようと張り切っていた
総本山の源覚だが、湊に論破され、バカっぷりを
露見させてしまっただけに終わってしまう。
ここまで権力に溺れた腐った輩はわかりやすくてよい(○ ̄m ̄)
しかし、湊が見過ごしてしまった別の可能性が
とんでもない事態を引き起こしてしまう。
どうやって解決するんだぁ~?
第三話「裏」
まさに、タイトル通りの裏です。
下手に触るとネタバレになるので書けません
そうだったのかぁ~
敵にも味方にもしたくないと言われる湊って・・・
(○≧艸≦)゛
閑話「減」
いつもの場所で、いつもの顔合わせ。
一息つくための短いお話し。
今回は毒草師「パンドラの鳥籠」を連想しちゃいました。
入り方の雰囲気がなんというかね・・・(^◇^;)
そして毎回思うんだけど、笑いを取るための会話というか
会話の隙間に考えてるボヤキ的な思いは
活字にしなくても想像できるというか、想像させて欲しい。
そこがいつもちょっとウザいんですよね(^◇^;)
それにしても、どんどん危ない方向に突進してる感じで
ヾ(-ε-; )ォィォィって思ったりもするんだけど
湊が説明すると、そうかぁ~って頷いてしまう。
単純な自分が悲しくなるが、納得してしまう。
っていうか、そういうものだと理解してしまう。
ヤバイですよねぇ~(^◇^;)
さて、次回はもっとヤバそうです。
((o(*´∀`*)o))わくわく♪