ページ数:248P
発売日:2012年07月
豪華客船に現れる船幽霊。柄杓で水を撒くだけの
時代錯誤な怪異に巨大な船を沈められる訳がない。
湊が依頼を受けたのは言うまでもなく―
クルーズを楽しむためだった。
ユウキと沙耶は湊に見切りをつけ、早々に事件を解決。
これで大っぴらに遊べるとばかりに、湊は泥酔し
カジノで暴れボヤ騒ぎまで起こす始末。
だが、怪異は終わっていなかった。
巨体を誇る豪華客船が傾き始めたのだ。
裏に潜む本物の怪異の仕業か?
転覆寸前の極限状況の中、湊の科学的推理が始まる。
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シリーズ第4弾
前作の最後の方に、次の仕事の事が書かれていたので
豪華なクルーズ船での仕事なのかなぁ~?と思っていたが
やはりそうでした。
今回のお仕事は、乗客数約800名の豪華客船に現れる
船幽霊を退治すること。
沙耶とユウキにとっては、簡単に解決できる仕事。
ってことで、日中はクルーズを楽しんでおります。
湊の水着姿・・・おもわず妄想してしまった(*ノωノ)
柄杓で水を組むだけの船幽霊。
早速、退治したものの、船の中にはまだ残っている。
けれど、たかだか十数体の船幽霊が柄杓で水を汲んだところで
豪華客船が沈むはずはない。
しかし、そんな客船が傾き始めた。
2カ月前には、全長300m以上の大型LNGタンカーが
突如として沈没している。
タンカーの乗組員だった恋人に別れを告げるために
この船に乗った女性の携帯には、恋人が最後に送ってきた
船幽霊の写真が残されていた。
大型タンカーも船幽霊に沈められた?
大型客船では異常事態が続き、不気味な異音が響く。
そして沈んだはずのタンカーが浮かび上がって・・・
いやぁ~今回のハラハラ度は半端なかったぁ~
湊の推理は、やはり予想外ではあったけど
なるほどぉ~(* ̄ρ ̄)”と思わせる内容。
口は悪くても、納得させる推理力がスゴイ。
そして船幽霊も学習するんですねぇ~
何より関心したことは、乗客の心のケアだけでなく
船幽霊になってしまった女性の恋人にも
優しさを見せた事です。
この思いやりを時々見せてくれるから
たまらないのよねぇ~
しばらく続きます。っていうか9巻まで手元にあるので
続けて読みます(*´◇`*)
本作とは関係ないんだけれど、バチカン奇跡調査官を連想しました。
バチカンの豪華客船の巻でも、巨大十字架が
突如として浮き上がってきたからねぇ~(^◇^;)
どっちも好きだから、たまりませんо(ж>▽<)y ☆