8月読書のまとめ | mokkoの現実逃避ブログ

mokkoの現実逃避ブログ

現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ

8月はテーマ読みの最終巻を読み終わって
楽しみにしていた小野主上の「丕緒の鳥」
そして、中断していた陰陽の京シリーズを読みました
アマンダ以外は、楽しく読みましたよぉ~о(ж>▽<)y ☆

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2298ページ
ナイス数:58ナイス

雪逢の狼―陰陽ノ京月風譚〈2〉 (メディアワークス文庫)雪逢の狼―陰陽ノ京月風譚〈2〉 (メディアワークス文庫)感想
摂津に出張していた安倍晴明は、妖退治に行っていたのだが その妖が封じられていた別の妖を開放してしまった。 開放された妖:狼の白山を晴明は知っていた。 舞台は京に移り、白山は陰陽寮の道士を襲い始める。 それは20数年前に端を発していることだった。 光榮と兼良が出張るのだが、そこには前作で兼良が追い詰め 寸でのところで男を連れ去った外法師:水魚が絡んでくる。 妖と人間との心の交流。最低最悪の外法師との対決。 そして最後は・・・泣けるんだなぁ~。早く続きが読みたいです。
読了日:8月28日 著者:渡瀬草一郎
陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼 (メディアワークス文庫)陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼 (メディアワークス文庫)感想
主役が保胤から、甥である光榮に入れ替わった続編? 安倍晴明は出張中なので、物語的には5巻の直後。 藤原実頼邸で発見された呪符。 政治絡みを懸念した保徳は、光榮と兼良に調査を依頼する。 警護中に光榮が出会った藤乃という異国の娘。 可愛らしい百鬼夜行もどきも登場するし、 光榮と兼良の面倒くさい関係なんかも面白い。 人との繋がりや思いを描いている部分は変わらないんだけど 史実を絡ませて、より政治色が強くなってます。 これは続きが楽しみです。
読了日:8月22日 著者:渡瀬草一郎
陰陽ノ京〈巻の5〉 (電撃文庫)陰陽ノ京〈巻の5〉 (電撃文庫)感想
一応、最終巻らしい。 技の使い手である道士が死んで、妖が放たれて 妖は晴明の体を狙っていて、でも留守だったので 人質に晴明の嫁の梨花と吉昌と時継を拉致。 愛宕山に行っていた保胤と吉平は大慌て。 一方、盗賊の住処に連れて行かれた梨花達は・・・ 今回は梨花さんと時継が大活躍? 吉平の弟の吉昌が初登場。 今回は、そうだったのかぁ~ってことがてんこ盛り。 そしてシリーズを通して感じたように、やはり どこか温かくて優しい気持ちになりました。 このシリーズはいい!
読了日:8月19日 著者:渡瀬草一郎
陰陽ノ京〈巻の4〉 (電撃文庫)陰陽ノ京〈巻の4〉 (電撃文庫)感想
シリーズ第4弾。 発作を起こし蓮の沼に沈んだ蓮(れん)。 哀れに思ってひと夏だけの命を与えた光榮。 蓮親子を気にかけて世話をやく清良。 清良に想いをよせる蓮に同情し、思わぬ形で力を貸した時継。 今回は、それぞれが誰かを思いやる気持ちが詰まってました。 それは優しさとか、想いとか、使命とか、信頼とか・・・ 清良の叫びにホロリとし、時継も知らない伯家の隠された役割の一部。 保胤と時継の今後が更に気になります! 巻末の『陰陽ノ京絵草子訃柚』は、訃柚(ふゆ)の話です。 シリーズで一番好きかもぉ
読了日:8月13日 著者:渡瀬草一郎
陰陽ノ京〈巻の3〉 (電撃文庫)陰陽ノ京〈巻の3〉 (電撃文庫)感想
シリーズ第三弾。 龍神との混血であり、笛をこよなく愛する弓削鷹晃。 その笛の音にひっそりと聞き入る老法師:蘇芳。 その二人を直接対面させる事になったのが化け百足。 体中が毒だから、退治すれば山にも都にも害を為す。 だから封じるしかない。 陰陽寮の術師達は化け百足を封じる事ができるのか? いやぁ~化け百足が現れた理由ってのがねぇ~ これが本当の因果応報? 蘇芳の決断が切なくて切なくて・・・いい話でした。
読了日:8月9日 著者:渡瀬草一郎
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)感想
yomyomで既出の2作と書きおろし2作を収録。 「丕緒の鳥」陽子が登極して間もなくの話。 「落照の獄」柳で凶悪な殺人犯の処遇に悩む瑛庚の話。 「青条の蘭」傾いた国で発生した山林の疫病の薬を 標仲は王に届ける事ができるのか? 結末は描かれていないけど、たぶん誰もが思った。 大丈夫だ!って。 「風信」国の末期。家族を失い、村を追われた蓮花は 浮世離れしている春官達の姿に憤りを覚える。 この国に希望はあるのか?大丈夫。陽子が来てるから。 たっぷりと考えさせられ、そして感動しました
読了日:8月7日 著者:小野不由美
アマンダの影 (創元推理文庫)アマンダの影 (創元推理文庫)感想
シリーズ2作目。初読みです。 中心になっているのは、アマンダ殺害の犯人探しなのだが 亡き妻への思いが強すぎて、その亡霊と共にステージに立つ 伝説のマジシャンの話やら、超能力?でモノを飛ばす 少年との話なんかも紛れ込ませ、怪しい雰囲気も漂わせている。 一見関係ないような話なのだが、後半に向かうにつれ この話が絡み合ってくるのですよ。 さすがに結末には驚きました。 ストーリーだけを考えると、面白いんだけど読みにくい。 やたらと比喩の表現が多くて、ストーリーの流れに乗れなかった。
読了日:8月1日 著者:キャロルオコンネル

読書メーター


やはり一番よかったのは、「丕緒の鳥」だなぁ
再読となった2作は、改めて感動したり
考えさせられたりと本編からは離れていても
心にズッシリと響きました。

何がよかったって、「青条の蘭」だなぁ~
ちらりと見せた希望の欠片が、心の底から
ジンワリと響いてくる。
これは、どの国のどの時代の話なのかが
途中までわからなかったからねぇ
わかった時の喜びったらなかったわぁ
主人公達に、大丈夫だから!って
伝えたい気持ちにまでなった。
シリーズ読んでる人は、きっと同じ事を思ったろうなぁ

そして陰陽の京も、楽しく読めました。
安倍晴明が脇役とはいえ、これはうまくできてます。
続きが出たら読むわよぉ~(o^o^o)