大きさ55ミリサイズ、銀製のダボ押し商館時計です。
残念ながら銘が何も無いからどこのものか判らない、
ただ裏蓋の首部分を切ってるのでこれも悪くないポイント。
やはり特筆すべきは「ニエロ」と呼ばれるエナメル技法で
「象嵌」ともいいますが当然手描きでしょう(笑)
絵を削って描いて凹んだ部分に黒いエナメルを被せると
こうなります、という技法です。
帆船の絵だと思ってたら拡大しますと「機関車のバックに帆船」という。
「蛇絡みの杖」と「イカリ」に何か意味があるのかどうか。
絵そのものに意味があるんじゃないか?というS先生の見解です。