ニエロ(銀象嵌)の銀製大型商館時計! | モキタス君のアメーマブログ「一瞬先は無間/闇と光は紙一重也」

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大きさ55ミリサイズ、銀製のダボ押し商館時計です。

110年くらい前のものでしょうか。


機械はコロンとかと同レベルのグレードに見えます。


残念ながら銘が何も無いからどこのものか判らない、

ただ裏蓋の首部分を切ってるのでこれも悪くないポイント。



やはり特筆すべきは「ニエロ」と呼ばれるエナメル技法で

「象嵌」ともいいますが当然手描きでしょう(笑)

絵を削って描いて凹んだ部分に黒いエナメルを被せると

こうなります、という技法です。




帆船の絵だと思ってたら拡大しますと「機関車のバックに帆船」という。

「蛇絡みの杖」と「イカリ」に何か意味があるのかどうか。

絵そのものに意味があるんじゃないか?というS先生の見解です。