福福隊に新メンバー
奇跡の本屋をつくりたい
札幌の街にあった「くすみ書房」という本屋さんと、その店の店主・久住さんの話。3部構成でまとめられています。
第1部は、久住さんが病を宣告された後に書きためた原稿の活字化で「遺稿 本屋のオヤジの日々是好日(仮)」
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地下鉄延伸により人通りが変化し、売上は大幅ダウン、そんな時に息子さんが白血病で亡くなってしまう。
店を閉めるつもりでいたけれど、閉店を息子のせいにさせるわけにはいかない。
ユニークな企画を次々と生み出して売上を伸ばしていったが、大型店の出店が相次ぎ、大きなダメージを受ける。
大谷地へ移転し再スタートして「高校生はこれを読め!」などの企画を実施したり、寄付や友の会を募集したり…
資金繰りに苦しむ日々が続く、、
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ここで久住さんの原稿は終わり、その後2015年に大谷地店は閉店、2017年に久住さんは病により亡くなりました。
第2部は、久住さんと親交の深かった中島岳志さんによる解説「くすみ書房という本屋があった」
久住さんの主観で綴られた第1部と、中島さん目線で綴られた第2部。両方の視点で読めることが、この本の面白さでした。
くすみ書房の創業から大谷地店の閉店まで、年号入りで綴られているのも分かりやすいです。
第3部「補録」は久住さんが出版関係者向け・中学生向けの講演のために用意した、手書きの草稿を活字化したもの。
中学生向けの講演会ではオススメ本の紹介をされていて、読んだことのある本は「おっ」と嬉しくなり、読んだことのない本は「私も読んでみたい」と思いました。
久住さんから中学生たちへ〜「本には、人生を変え、奇跡を起こす力がある」というメッセージ![]()
くすみ書房は閉店し、久住さんも亡くなってしまったけど、今こうして本を読むことで久住さんから種を受け取っています。
久住さんがまいた種は、きっとあちこちで芽吹き、花を咲かせたり新たな種がまかれたりしていると思いますよーー![]()
この本を貸してくださったMさん、ありがとうございました![]()
私の子ども時代は◯◯屋さんで買い物していて、歩いて行ける範囲にスーパーはなかったし、デパートと言えばバスに揺られて仙台駅前へ。
中学生の頃、校区内の酒屋さんがコンビニになるということが問題になっていたような…(買い食いや非行?)
私の読書スタイルは、図書館やお仲間から借りて読み、何度も読み返したい・手元に置いておきたい…と思えば購入。
私が初見で本を買うことは多くなく、カフェでゆったり過ごすことが好きなので、カフェ併設の本屋さんやBOOKカフェはどんどん利用したいと思っています![]()
ルケアコーヒーで読書
本との出会いも楽しみの1つ
ルケアコーヒーで出会った本を、2月の本パスでご紹介する予定です。
今日もありがとうございます![]()



