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モカ族のチワワっ子達+トイプードル+フクロモモンガとの楽しい暮らしと、てんやわんやな日々の日記です♪





最近、昔の自分を思い出してしまうわたくし。



と、言うのも



今年の4月、中学時代の同級生Nさんが同じ会社に入社してきたからに



他ならない。












Nさんは実に明るいキャラだった。



何と言うか、リーダー的存在なんだけど、Nさんの周辺だけ急にドッと



盛り上がる時があって、みんなが「なに?どうしたの?」というように目立っていた感じ。







一方のわたくしは、おとなしいキャラだった。



物静か・・・というより、人前ではあまり発言しないタイプ。



みんなの前でジョークなんかとんでもない感じで、仲間内で楽しければ



それで良かった。








基本、それは変わらない性格のように思う。



ただ、時を経て図々しく「おばちゃん」になれただけで。



人の目も、昔ほどには気にならなくなった訳で。



ブログなんかで、おちゃらける自分もいる訳で。







ほぼ四半世紀振りに(!)再会したNさんが、わたくしに最初に言った一言は



「相変わらず、女の子らしいね!」という言葉だった。



・・・・



うう~ん・・・それってどうなんだ?



何だか正直、ものすごい微妙な言葉だった。



そこではっきり感じたのは、学生時代のNさんは



わたくしのコンプレックスを随所で刺激してしまう人・・・という事実だった。







わたくしは、自分以外の何者にもなれず、おとなしいと言われる自分が



学生時代、あまり好きではなかった。



どうやったらNさんのような明るいキャラになれるのか全く分からずにいた。



おとなしいことを美学としていた訳でも何でもないけれど



何せ大きい声で笑えない、目立つことも嫌いだった。



多分、そのようなわたくしが無理に変化すると、周りの人たちは



「痛い・・・」と感じたに違いない。







中学から高校で経験した部活も、合唱クラブとか、書道部とか



英語研究クラブとか、体育会系には全く縁のない



「ネクラ」 (=根が暗い) などと言われかねない文化系だった。















Nさんは、相変わらずの明るいキャラだった。



仕事中の電話でも、大きな声で目立っていて



お酒の席でも、いろんな人を捉まえては、お酌なんかしてワハハと笑っている。







しかし、どうしたことだ。



学生時代は、そんなNさんに引き込まれて笑っていた人達が圧倒的だったのに



会社内では、一歩引いて見ている人が多いことに気付いてしまった。








「明るさ」というのは、蛍光灯のようなものでなく、白熱灯のような



そんなものがいいと、わたくしは長いこと思ってきた。



ただ照らすだけでなく、優しい温もりを感じる明るさ。



寒い時、そして寂しい夜に求めていく灯りのような。







若い時は、単純なことで笑うことも多かった。



でも、歳を重ねると何だかそこにも「深さ」や「意味」を自然と求めている。



多分、生きるということはそれだけ面倒臭いことも多く、大変なことも多く



気苦労の連続・・・というのを実感として持っているからに違いない。
















わたくしは社会人になってからようやく



「ここは学校じゃない!」と上司に叱られるくらい、賑やかで明るい時期を過ごした。



自分で働いて、それが稼ぎになって、生きていく自信もついて



ある意味自由で、何者にも縛られていなくて、恋愛も出来て



丁度バブルの絶頂期で、有頂天な賑やかさの中、青春を謳歌していた。







結婚したらすぐに子供が生まれ、自由がなくなり、子育てに苦労を感じるようになり



体が弱くなると、結婚生活自体に苦痛が伴うようになった。



それはこれまで書いてきた経過の通り。



世の中もどどーんっと一気に不景気になり



わたくしは読書の中でしか、生きる術を見つけることが出来なくなっていた。







そんなこんなの20代、30代。






どちらかと言うと、イバラの道、課題多き道を歩いてきたので



結果として、病気がついてきたという感も否めないわたくしの人生。







しかしながらそれ以降、肩の力が抜けたように



自然な明るさや前向きに生きる姿勢も身についたように思う。







今が器用になった訳では決してなく



そこにわたくしの力ではどうしようもなかった



人の寿命を目の当たりにしたり



思い通りにはいかなかった子育てを経験したり



病を得たことで、人の優しさや恩を感じたり



いろんな場面で人生の岐路に立つ度に



自分一人では生きていけなかったこと



人との関わりに対する感謝や



今を生きる有難さを痛切に感じてきたからだろうと思う。








感謝の心が、人を優しくする、素直にする、生きる意欲も与えてくれる。



だから、自然に笑い、進んでいけるのだろうと思う。








Nさんには、Nさんの苦労もあった上での明るさだろうと思う。



元々あった素質と表現方法、彼女らしい持ち味であることが一番だ。



いろんな明るさがあってもいい、みんな頑張って生きているんだと



沢山の人達を見ながら感じている。


















このテーマを与えて下さった方も、ここを訪ねて下さる方々も、明るく前向きな方が多い。



そういう方々が、実はとても頑張り屋さんで、家族や友人の気持ちを優先して



自ら明るく、周りを照らしていらっしゃることを随所に感じている。








これからも



いろんな持ち味の明るさを持ち寄って、お互い励まし合い



楽しく前向きに生きていきたいものだ。