A君の手記を防犯の教訓に!水泳部で外部コーチの男から受けた性被害(大阪府私立高校) | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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当ブログはその目的を防犯および性犯罪被害への注意喚起とします。被害者・加害者両方の悲劇が事件等の教訓から少しでも減る事に寄与すれば管理者冥利につきます。

大阪府内の私立高校に通う男子生徒A君が所属する水泳部で外部コーチの男から受けた性被害についての生々しい様子を20ページに及ぶ手書きの文章にて告発していることが、本日付にて地元テレビ局が配信しています。

事件の背景には部活内での外部コーチの強い立場があったともいいます。

また事件後A君はPTSD=心的外傷後ストレス障害を発症し、授業や部活に参加できない日々が続いたともいい、併せて事情を知らない部員たちからは「迷惑をかけすぎ」などの誹謗中傷を受け、二次被害にも悩まされたといいます。

そして学校の対応も、他の生徒への余罪の可能性からも事件を公表しないとの姿勢もA君側にしてみれば到底納得いくものではなかったことも報じられています。

 

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(テレビ大阪ニュース) - Yahoo!ニュース 配信 引用

【特集】「毎日が地獄のよう」権力者による性犯罪と被害者の苦悩…訴えを阻むのは

その後、警察に被害を申告。男は強制わいせつの罪で起訴され大阪地裁堺支部で懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決が言い渡されました。裁判ではコーチがAさんに睡眠薬を服用させていたことが判明。さらに、コーチが保存していた画像から性犯罪の常習性も指摘されました。

記事画面

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「大阪府内の私立高校に通う男子生徒」と報じられているということはA君は現役の高校生でしょうか?すでに加害者に判決が出ているという事は高校一年ぐらいの時の被害体験でしょうか?

 

ともあれ私も中高生の時分に局所を成人から触られる被害体験はありますが、たとえ着衣ごしであってもその嫌悪感は長い時を経てもおぞましいネガティブなものとして覚えているものです。ましてA君は記事によるとパンツの中にまで手を入れられて、5分くらい触られていて、しかも睡眠薬まで服用されてのことです。そのショック度は私などよりははるかに計り知れないものでありましょう。

 

学校は事件を公表しなかったといいますが、公立高校なら教育委員会による懲罰規程の公表の際に事件内容も加害者実名あるいは匿名で周知されることもありえます。しかしこの事案は私立高校ですから、学校側が報じられているような名分で事件を公表しなければ、裁判になるまでずっと封印されるということでしょうか?

もっとも裁判報道においても私はこの事案は知りませんでした。メディアは初公判、求刑、判決の各時系列でこれを報じていたのでしょうか?もしかするとこのような裁判が行われていたことすら知らなかったのでしょうか?

 

ともあれA君が懸命に記述した手記は同様の事件再発防止のための教訓としなければなりません。

 

末筆ながらA君へは事情を知らない人々による心無い誹謗中傷は歯牙にもかけることなく、心象被害の克服を願うところです。

性別・年齢等にかかわらず他の性被害者群にも同様に願うことは言うまでもありません。