部員への不同意性交で起訴の中高一貫の元教師にして元総監督(30)へ懲役12年の求刑(東京地検)
判決続報が本日付で配信されています。
不同意わいせつや性的姿態撮影等処罰法違反、不同意性交などの罪に問われた被告人へ東京地裁は5日、懲役10年の実刑判決をくだしました。
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朝日新聞デジタル
部員に性的画像を送らせる 私立高サッカー部元総監督に懲役10年
略
判決は、被告が4人にわいせつ行為を計14回繰り返し、1人には不同意性交にも及んだことから「常習性が明らかで大きな精神的苦痛を与えた」と指摘。被告がメンバーの最終決定権をもつ総監督だったため被害者は逆らえなかったとして、「立場を悪用した卑劣な犯行だ」と述べた。
被告側は「性的欲求を満たすためではなかった」と主張したが、被害者の動画などを多数保存していたことから、判決は退けた。
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被告が逮捕されるまで学校当局は彼の少年たちへの不適切な所為については知らなかったのでしょうか?
突飛な行為だけに別の教師や関係者の耳にも入りそうなものですが、そうした伝播による掌握は本当になかったのでしょうか?
むろん、かりに掌握があったのであれば、その場で事実関係を確認すれば、行為への弁明はともかく、懲戒処分の対象となり学外追放は可能だったのではと思ってしまいます。
特に事は不同意性交にまで及んでいるのなら、掌握すらなかったという能天気ではなく、厳格な管理責任についても学内総括が要されるのではないでしょうか?もしかしたら早期に懲戒処分をしていれば、性被害を受けなかった少年もいた可能性について察するにつけ、管理の構造に問題がなかったかどうかが気になってしまいます。
追記
懲役10年の地裁判決後、出版社系メディアがこの事件のまとめ的な画面を官憲に連行される4枚の画像とともに配信しています。
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(FRIDAY) - Yahoo!ニュース 配信 引用
「男同士のノリでやった」…名門校サッカー部元監督「男子生徒へ不同意わいせつ」逮捕直後の衝撃写真
記事画面 4枚の「衝撃」画像は記事下の【関連記事】
オリジナル画面 同 次ページ
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4人の被害少年の中の一人へは不同意性交まで及んだことも(全国紙司法担当記者)の談として報じられていますが、それがなければ、不同意わいせつのみにして量刑はより軽かったのかもしれません。最初から不同意性交目的だったのか、あるいはわいせつ行為の最中から衝動的に性交にまで及んだのかについて審理されたのかどうかは、いずれの記事からも定かではありません。