“組織的な対応できず”はブーメラン 札幌市教委@男児の先輩少年からのわいせつ被害の後処理 | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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御手盛りの「報告書」で幕引きか?@男子中学生による小3男児への性加害@札幌市教委

 

札幌市教育委員会は8日、第三者委員会がまとめた調査報告書を公表したことを地元放送局等が続報として配信しています。

 

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NHK | 北海道 2024年10月8日 16時18分

札幌 小3男児 性的いじめ 調査報告書 “組織的な対応できず” 

各学校のいじめ対策の基本方針で定められている組織的な対応ができていなかったなどと厳しく指摘しています。

3年前の2021年5月、札幌市内の小学校に通っていた当時3年の男子児童は学校外のスポーツ活動で知り合った中学1年の男子生徒から、3回にわたって体を触ることなどを強要され、その後、ストレス性障害と診断されました。

その年の12月に保護者は小学校に調査を依頼しましたが、市教育委員会が「重大事態」と認定し第三者委員会による調査が始まったのは、およそ5か月後でした。

8日公表された調査報告書では、小学校の対応について、教頭がひとりでほとんど対応していたため関係者に情報が共有されないなど情報管理がずさんだったとし、中学校も、通学路で児童と生徒が顔を合わせないようにするための配慮ができておらず、いずれも不適切だったと指摘しています。

そのうえで、市教育委員会は重大事態としてすぐに調査を始めるべきだったとしています。

最後に報告書は「各学校のいじめ対策の基本方針で定められている組織的な対応ができていなかった。教育現場が法を守るつもりがあるのかと疑いたくなる思いを禁じえなかった」などと厳しく指摘したうえで、再発防止に向けた体制づくりを求めています。

記事画面

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札幌市教委は各学校を束ねる組織として自己に厳しく指摘しているのでしょうか?

学校が市教委への報告を引き延ばしたかどうかは記事では定かにあらずですが、その場合、学校のみならず教委も各校に指針を与える機関としての管理責任が厳しく問われて然るべきでしょう。

当該の小学校と中学校の対応については当時の校長など管理職への処分がなければ、「不適切だったとの指摘」は体裁を繕うものに終始しましょう。どうするのでしょうかね?たとえ連中が既に退職している場合も教委は何らかの付帯動議を公表しなければならないと思います。

もし学校がすぐに調査を始めなかったのであれば、それは平時から市教委がそのように各学校を指導していなかったからでしょう。何やら上から目線で、すべての非を学校に押し付けてその実保身を図ろうとしていると感じるのははたして私だけでしょうか。

 

(学校の)組織的対応の欠落の指摘はとりもなおさず市教委へブーメランとして跳ね返るものでしょう。記事で感じる限り市教委は自己批判を意図して避けているように思えてなりません。上述した、何らかの処分は学校現場関係者だけでなく市教委の幹部にも要されているのではないでしょうか。

相互の無責任体制が続くなら、再発防止は絵に描いた餅に他ならないことを知るべきです。

 

追記

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文春オンライン 2024年10月18日 11:47頃配信

小3男子がズボンを脱がされ「お尻の穴にチンチンを」と…母親が語る“加害者の母親”へのいらだちと、悲しすぎる後遺症とは 

 公表された報告書では調査委員会が独自に調査していない。学校側の対応はサトルくんが通っていた小学校の元教頭が担当していたが、異動で学校を去る際に後任の教師には引継ぎがなされなかったことが書かれている。

記事画面 ※計4画面

Yahooニュース同一 ※1/2ページ

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これは元教頭および当時の校長へは何らかの処分が要されるのではないでしょうか。

 

また札幌市教委がこのことを不問に付しているのであれば、ブーメラン性はますます見え透いていると考えます。

 

追記

高3生による高1生への不同意わいせつを伴う凄惨ないじめか(北海道立高校)