北海道警伊達署は7月1日、2月上旬ごろ、勤務していた北海道胆振総合振興局管内(苫小牧市、室蘭市、登別市など)の施設で児童施設を訪れた10代前半の少年にわいせつな行為をしたとして、不同意わいせつの疑いで室蘭市白鳥台2丁目、元職員の無職の男性容疑者(38)を逮捕したことが本日付で配信されています。
容疑者は「触れた可能性はあるが、故意ではない」と容疑を否認しているとの趣意も報じられています、
****************
(共同通信) - Yahoo!ニュース 配信
少年に不同意わいせつ疑い 児童施設、元職員の男逮捕(共同通信)
略
5月23日に母親が警察に相談した。
(HBCニュース北海道) - Yahoo!ニュース 配信
勤務していた児童施設で10代少年に対しわいせつな行為 少年の母親が警察に相談し発覚…38歳の男「触れた可能性はあるが故意ではない」
略
警察は、当時の状況や余罪の有無を調べています。
****************
容疑の頃は道内の児童施設に勤務していたのが5月に警察事案となり本日の逮捕の時点では無職となっていることは、やはりそうした容疑や被害親告があったということで勤務先の施設を離れざるをえない状況になったものと思われます。
不同意わいせつの故意性の有無は今後の官憲の供述調書あるいは場合によっては司法の審理に任せたいところです。
当時の状況や余罪の有無についても同様です。
それにしてもこの事案は共同通信がとりあげているだけに北は北海道から南は沖縄までのそうそうたる地方紙がこの記事をネット配信しています、ちなみに共同通信は実名報道ですね。
追記
その後、身柄送検もされ連行される様子の動画も報じられています。
****************
(HTB北海道ニュース) - Yahoo!ニュース 配信 引用 ※容疑者氏名は伏せました
「故意ではありません」児童施設の元職員 10代前半の少年の体を触るなどのわいせつ行為で逮捕
略
不同意わいせつの疑いで逮捕・送検されたのは室蘭市の無職で元・児童施設の職員、容疑者38歳です。
略
警察の調べに対し容疑者は「触れた可能性はあります。故意ではありません」と容疑を否認しています。
****************
子どもを扱う職業の方が業務中に意図することなく偶然手が子どもの体に当たることはままあることと思われます。
官憲(警察・検察)は逮捕・送検し連行の模様も実質的に公開したものと思われますが、もし容疑者の言う通り、冤罪なら大変なことになりましょう。
よくあるパターンとして検察が冤罪を主張する被送検者に対し、「相手方に罪を認め示談にすれば不起訴にする」といった手法もあるようですが、こと本当に冤罪の場合は人権蹂躙となってくる可能性もありましょう。
被害者側に、意図的に触られた感触が確証としてあるのであれば、和解もおそらくは困難なことから、やはり最後には裁判で決着する手立てしかないのでしょうか?しかしながらその裁判でも冤罪判決が出ることはままあることなのかもしれません。
先月19日にフジテレビ系でオンエアされた事例では金融機関での窃盗容疑を否認したまま起訴され、地裁、高裁でも冤罪判決が出て、逆転無罪率のほとんどない最高裁で冤罪が確定した広島の元ローカル局アナウンサー氏の事例を二つリンクしておきましょう。
****************
フジテレビ 奇跡体験!アンビリバボー 2024年6月19日オンエア文
2017年10月14日 09時48分 【弁護士ドットコム】引用
「警察署に今も近づけない」最高裁で無罪の煙石博さん、残る冤罪のトラウマ
****************
以上、冤罪に関する情報提供まで。