バトン指導者が所属チームの少年(当時18)に重大なセクハラ(外部調査委員会)から協会の姿勢に? | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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NHK報道によるとバトントワリングの当時18歳の男子選手が、ことし2月から3月にかけて所属チームの男性指導者から練習の前後に複数回にわたって重大なセクシュアル・ハラスメント行為を受け、精神的ショックから競技を続けられない状況に陥ったことが競技団体の関係者への取材で分かったそうです。

日本バトン協会は選手側から被害の申告を受けて、ことし7月、弁護士3人による外部調査委員会を設置し、12月6日に調査結果の報告を受けたということです。

 

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NHK 2023年12月29日 15時44分

バトントワリング男子選手 指導者からセクハラ行為 調査委報告

また、指導者について、優越的地位にあり、選手が同意しない意思を表明することが困難な状態であったとしたうえで、被害者との示談に向けた話し合いの最中に海外に渡り、連絡を絶っていて、不誠実で無責任極まりないと厳しく指摘しています。

このほか、報告書ではチームの責任者や当時の協会の理事長についても、調査に極めて非協力的だったことや情報共有を怠るなど対応が不適切だったことから、協会内外から納得が得られる厳正な処分を求めていて、日本バトン協会が今後の対応を協議しています。

記事画面

 

(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース 配信

バトントワリングの10代男子選手、男性指導者から性被害…対応拒んだ責任者ら処分

記事画面

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日本バトン協会は12月6日に外部調査委員会から調査結果の報告を受けたという事ですが、昨日になって初めて報道されたというこことは協会自らがこのことをメディアに開陳しなかったということでしょうか。

同協会公式HPはこちらですが、現時点でこのことへの不特定への周知は見当たりません。もしかすると会員専用ページに載せているのかもしれませんが、それでは世間への開陳報告とは到底言えません。またそのような姿勢だと同専用ページにすら載せていないと受け取られても仕方ありません。

 

ちなみに同HPには

バトントワーリング指導現場における ハラスメント「ゼロ」宣言

と題した画面もありますが、協会が今回の報告を受けて真っ先にしなければならないことは、とりあえずの公衆周知でしょう。

公衆の中には現在、バトンと関係ある方々のみなならずこれからバトンに関心をいだきやってみようと志す多く青少年やその家族もいることでしょう。報道されている協会の不適切対応といいHPでの周知不作為といい、協会は根本的に考えを改めなければならないと考えざるをえないところです。


そのうえで加害当事者への聴き取りは必須事項です。本人が協会を抜けたから当事者意識を実質的に忌避するのであれば、これはスポーツ界全体が同協会を指弾すべき問題でしょう。

 

追記

続・バトン指導者が所属チームの少年(当時18)に重大なセクハラ(外部調査委員会)から協会の姿勢等