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文春オンライン 2023年4月18日 午前6時半頃配信 引用
朝日新聞は「自戒しなければならない」と…「ジャニー喜多川氏の性加害」告発会見を日本の新聞各紙はどう報じたか
《角栄研究は新聞もほとんど取り上げなかった。角栄番記者は「あんなことは知っていた」と嘯(うそぶ)いていたが、外国紙が取り上げてから大慌てで騒ぎだしたのである。》(NetIB-NEWS、元木昌彦氏のコラム「追悼・立花隆 ジャーナリストはマックレイカーたれ。」2021年6月28日)
なんだか半世紀前と変わっていない気がする。今回も海外メディアが報じたからという展開である。しかし田中金脈問題と違うのはジャニー氏による性加害問題は20年以上前から週刊文春では報じられてきた点だ。
記事画面(計5画面)
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なるほど、今回岡本カウアン氏(26)が自らの性被害体験を告発した日本外国特派員協会ですが、その昔、田中角栄元総理の金脈問題で元総理本人を追及した場でしたか。
同元総理の金脈などネガティブな要素をある時期までろくに報じなかった当時のメディア各社へは日本のメディア史上に残る暗部と言えましょう。
同様に今回の岡本氏の告発会見を報じなかったり、ほんのさわりしか報じない姿勢を見せた各社はジャニーズ創業者の性癖およびそれがもたらした時系列を超えた子飼い少年群への性加害疑惑は知っていたのでしょう。にもかかわらず、今回の会見があるまで黙殺を決め込んだり彼の会見後も構造的にして反公益性も著しいと思われ信憑性も十分と思われる内容であるにも関わらず積極的な報道姿勢を見せないことは、現在あるいはこれまで忖度への言いわけであり開き直りを論難されてしかるべきではないでしょうか。
そうしたメディア各社は田中金脈の際の問題をろくに教訓としていなかった証左ではないでしようか。
特にテレビ全国キー局や大手新聞社、利権を持つ出版社などについてはその事を重く受け止めて現状迄の報道姿勢を改めるのが公益公器としての責務であることは明らかです。
当事メディア各社のエリートのお偉方の面々は週刊誌に正論を突き付けられたことを頬かむりするのではなく謙虚に受け止め猛省を表明した上、健全で公正な報道へと改めていかなければならないことが課せらていましょう。
追記