博報堂の開き直りは矜持を失ってしまった構造を象徴か@自社系雑誌からジャニーズ創業者巡る記述削除
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(J-CASTニュース)からは本日付で第二弾が発信されています。
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J-CAST ニュース 2023年04月04日16時21分 引用
ジャニー喜多川氏の記述削除、博報堂の雑誌編集長が経緯説明 「広告会社の悪しき『文化』」指摘、会社に要望も:
記事画面(全文表示へのリンク有り)
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実質的には自社による削除を世に開陳した編集長氏は今回の削除を博報堂広報室長の個人的資質がもたらすものとし、「まじめが故に博報堂およびビジネスパートナーへの配慮(忖度)に集中してしまい、社会や著作者・著作物に対する配慮(敬意)が後回しになったのでしょう」と問題の背景を分析されていることが報じられています。
しかし、英国BBCや文春、日刊ゲンダイ等々ジャニーズ事務所と利害関係を持たないと思われるメディアがマスコミやそれにつながる広告媒体の矜持を問題にし、過去には最高裁によるわいせつ認定た国会質疑もあった強力と思われる事案を、広報部長の一存で関連項目の削除があったとの御見解にはどうしても不自然さを感じてしまいました。。
くだんの編集長氏は前欄リンク記事の最後のあたりによると、今回の号で編集長を退任となり、今後の体制は未定だそうです。
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J-CAST ニュース2023年04月03日19時50分 引用
博報堂、雑誌からジャニー喜多川氏巡る記述削除 広報が判断...「ビジネスパートナーへの配慮のため」:
記事画面 (全文表示へのリンク有り)※再掲
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すなわち同氏は同社とおさらばしているわけではないところからもやはり、ことこの問題への言及については限界を感じてしまったのが率直な感想です。
博報堂に限らずジャニーズ創業者による時系列を超えた子飼い少年群への性的虐待事実を忖度しまくるメディアの中にも、社の方針に内心忸怩たるものを感じる編集者や社員は多分いらっしゃるものと思われます。中には社内で正倫を主張する方々もおられましょう。しかし、それが外部に敢えて開陳する例はほとんどなく今回の博報堂の編集者(当時)の例は稀有な事例とも言えましょう。
しかしながら本質論からいえば所詮は各社。各局のそうした骨ある方々も社員・局員という自らのお立場が社の内外への正論発信に支障をきたしているものと察しています。
博報堂問題はたまたま水面上に浮き上がったものではないでしょうか。