21歳の男が中1男子にみだらな映像を送らせ脅迫した事案から少年のSNS使用動機を考える(愛知県) | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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当ブログはその目的を防犯および性犯罪被害への注意喚起とします。被害者・加害者両方の悲劇が事件等の教訓から少しでも減る事に寄与すれば管理者冥利につきます。

SNSでの少年と成人の出会いがもたらした犯罪被害(加害)がまた発覚し報道されています。

逮捕された自称自営業という男(21)は愛知県大口町在住ですが、少年がどこに住んでいるのかは報じられていません。警察も多分、愛知県警と察しますが記事では明らかにはなっていません。

(追記にリンクした東海テレビ - goo ニュースの画像から同県警の江南署と思われます)

 

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(CBCテレビ) - Yahoo!ニュース 配信 引用

中1男子にみだらな映像を送らせ「ばらまくぞ」などと脅した疑い 21歳の男を逮捕 

 

 

警察によりますと男は2月15日、中学1年の13歳の男子生徒に対し、SNSのテレビ電話機能を使って男子生徒のみだらな姿の映像を送らせ、画像データとして保存したほか、この画像をばらまくなどと5回にわたって脅した、児童ポルノ禁止法違反と脅迫の疑いが持たれています。 

男子生徒は2022年11月にSNSを介して男と知り合い、2月18日に愛知県内の商業施設に来るよう男から呼び出されていたということです。

 男子生徒と母親が警察に相談をしたことから事件が発覚しました。 警察の調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めているということです。

記事画面

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もしかしたら18日の呼び出しを少年は拒否したので、例えば「会ってくれないのなら映像をweb上にばらまくぞ!」と脅したのでしょうか?そうなら当然、少年側は警察へ相談し被害親告をすると思われ逮捕につながったものと察するところです。

 

それにしてもこの件に限らず、少年と成人男性がSNSを介して知り合い、交際の中で犯罪に発展した報道はよくみかけます。すべての少年が性欲に基づき成人男性との交際を求めるとは到底思えません。

おそらくは日常生活への不満や寂寥感から年上の男性と知り合い、精神的な庇護などを求めての出会い願望も少なからず動機としてあるのではないでしょうか。

ままある出会い系媒体からの少年被害事件から、今回は上記のようなことも頭に浮かびました。だとすれば単なる性犯罪だけではなく社会問題まで踏み込んで考えなかればならないと思ってしまいました。

 

追記

他局より続報がでました。実名報道です。

やはり18日の直接出会いを強要が目的の脅迫の容疑だったようです。

 

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(東海テレビ) - goo ニュース 2023/02/19 12:34 引用 ※容疑者名は伏せました。

「直接会わなければバラまくぞ」と脅した疑いも…13歳の中1男子にみだらな姿撮影させたか 21歳男逮捕

 

容疑者は2月15日、SNSで知り合った中学1年の男子生徒(13)に、ビデオ通話でみだらな姿の映像を送らせ、スクリーンショット機能で画像を保存した児童ポルノ製造の疑いです。
また、通話の後に「直接会わなければみだらな姿をバラまくぞ」などと5回にわたり脅した疑いも持たれています。
 男子生徒と待ち合わせをした江南市内の商業施設に容疑者が現れ、逮捕に至ったということで、調べに対して容疑を認めています。

記事画面

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おそらく中学校1年生の少年は何らかの心情から年上の青年との出会いや友人関係を求めて交流SNSサイトを利用したものの、いざ実際、江南市内の商業施設で会おうと求められたところ、不安にかられて拒否したのではないでしょうか。その場合、これは当然の心変わりにつき少年に落ち度はまったくありません。にもかかわらず、容疑者は少年との出会いに固執して、三日前に少年から入手したみだらな映像の拡散予告で目的を果たそうと思ったのではないでしょうか?一般にいったんweb上にばらまかれた恥ずかしい画像は半永久的に晒し物になる可能性すらあります。五回にもおよび容疑者から脅迫を受けたという少年の恐怖心は想像を絶するものがあったに違いありません。

そして甚大な不安を駆られた少年は母親を通して警察に申告した事で逮捕に至ったものでありましょう。もし言いなりになって会ったりすればそうした脅迫は今後も続く可能性もあることから容疑者が早期に逮捕されて本当によかったと思います。

 

ただ、一つ気になるのは少年の事です。おそらく年上の青年との出会いを求めて(或いは応じて)SNS交流サイトを利用した事は保護者には秘密にしていたのでしょう。今回の摘発でここに至るまでの少年の心情や同サイト利用の事実が警察を通し保護者あるいは別の機関に知られることになった羞恥心等は、彼の若い年齢を鑑みれば察するに余りあることです。この意味でも容疑者の責任は加算されて然るべきではないでしょうか。

少年には今回の事件巻き込まれたことは青春のほんの一時期での心情や行為として決して悩むことなく、めったにできない特別な体験ができたと有意義に、そして前向きに受け止めていただくことを願ってやみません。