報道扱いのギャップ@高校生へのわいせつ未遂容疑と中学生へのわいせつ容疑 | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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男子中学生及び深夜の高校サッカー部男子寮へのわいせつ容疑者(20)についての詳細報道が出た

続報

千葉地検松戸支部は3日、高校サッカー部員への逮捕監禁や強制わいせつ未遂などの罪で柏市、無職容疑者(20)を起訴したとの報道が出ました。

報じられた起訴状によると容疑者(被告)は7月25日午前2時45分ごろ、柏市にある同部の男子寮に侵入し、就寝中の男子生徒を起こしてナイフで脅し、別室に向かわせて監禁。さらに寮近くの公園に連れ出し、わいせつな行為をしようとしたなどとされるといいます。

 

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2020年9月4日 05:00  千葉日報 引用

流経柏高生徒監禁で男起訴 千葉地検松戸支部

 

(※起訴状では)認否は明らかにしていない。

 県警によると、男子生徒は隙を見て逃げ出し、けがはなかった。被告は柏市で県内の男子中学生が被害に遭ったわいせつ事件でも逮捕されている。

http://www.chibanippo.co.jp/news/national/720007

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わいせつに関しては高校サッカー部員への未遂容疑はさることながら男子中学生へは未遂ではなくわいせつ容疑そのものがあったのではありませんか。一連の各社の報道では前者への加害事案だけがクローズアっぷされていて、中学生の受難を併せて報道している場合も、おまけのような形で一行「わいせつ事案があった」との趣意の言及しかなく、犯行についての具体性は皆無です。

これではメディアからの報道発信による受け手側の防犯意識や注意喚起の滋養はあり得ずないところに違和感をいだいてしまいました。

 

男子中学生は未遂ではなく実際にわいせつ被害を受けているにもかかわらず一行の簡略報道しかないことは、報道の本末転倒性の一端がここにも生じているもではないでしょうか。

 

追記

男子寮侵入、生徒監禁男〈20)を中学生への別件で追起訴 千葉地検