に続報が出ました。
懲戒免職です。
おととし6月の勤務する学校に通学する男子生徒の下着姿撮影だけではなく、昨年9月に同じ少年に顔を寄せて抱き合う姿を動画で撮影したということも処分理由に含まれているようです。
以下は3月20日で東京都教育庁HPにて公表されたこの事案での発令文言です。続けて報道も引用しておきましょう。
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教職員の服務事故について
平成31年3月20日 教 育 庁
(略)
Ⅲ 1 教職員に関する事項
(1) 校 種
中学校(区部)
(2) 職 名
副校長
(3) 年 齢 51歳
(4) 性 別
男
2 処分の程度
懲戒免職
3 発令年月日
平成31年3月20日
4 処分理由
平成29年6月18日正午頃から同日午後1時頃までの間に、当時勤務校において、同 校生徒と二人きりの状況で、同生徒を抱き締めるとともに、デジタルカメラを使用して、 下着と靴下のみを着用した状態の同生徒の姿態を撮影した。
また、同年9月3日正午頃から同日午後1時頃までの間に、同校において、同生徒と二 人きりの状況で、デジタルカメラを使用して、同生徒と頬を寄せて抱き合う姿を動画撮影 するなどした。
※ 本件については、氏名等を公表することにより上記生徒が特定される可能性があること から、生徒の人権に配慮し、被処分者の氏名及び学校名を公表しないこととした。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/staff/personnel/duties/files/infringement/190320.pdf
2019年3月20日 17時23分NHK引用
男子生徒の下着姿撮影の副校長ら3人 懲戒免職 都教委
東京都教育委員会は、下着姿にさせた男子生徒をカメラで撮影したなどとして逮捕された区立中学校の男性副校長など合わせて3人を懲戒免職にしました。
このうち、区立中学校の51歳の男性副校長は、おととし6月、当時勤務していた区立中学校の校舎内で、男子生徒を下着姿にさせ、カメラで撮影したほか、9月には同じ生徒と顔を寄せて抱き合う姿を動画で撮影したということです。
都の教育委員会によりますと、この副校長は去年、児童福祉法違反の疑いで警察に逮捕され、その後、起訴猶予になったということですが、20日付けで懲戒免職にしました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190320/k10011854941000.html
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校内密室での下着姿撮影だけであるなら、例えばいじめや何らかの虐待などで少年が他生徒等から下半身の損傷を被った場合、今後の対策上、行った可能性も考えられたと思います。
同撮影が教育上の目的を持つ行為であったことは問題点を持ちながらも認定される可能性はあったものと思われます。その場合は当然、懲戒免職にまではいかなかったことでしょう。せいぜい口頭での厳重注意に終わっていたのかもしれません。しかしその後、同じ少年と顔を寄せて抱き合う姿を動画で撮影したということになれば、上に述べた対策上必要であったことは到底言い切れず、わいせつ性は認定されても仕方ないのではないでしょうか。
また表にでていない少年との身体的接触を伴う密室等での逢瀬も自然に疑う人も出てきましょう。むろんこうした逢瀬に万が一、少年の同意があったとしても、教職者にはあるまじき行為であることは明白と思われます。
いずれにせよ元副校長はもし発覚している言わば教え子たる同一少年に対する二つの行為にわいせつ性という重大かつ深刻な問題がなかったと主張され懲戒免職処分に不服があれば法廷で都教委と争う選択肢も残されてはいますが、実際、どうなされるのでしょうか。