男子児童に性的暴行をしたなどとして逮捕・起訴された神戸市に住む小学校の元臨時講師のスマートフォンからは、100人を超える児童らを撮影した動画などが見つかり、警察は、19人に対する強制わいせつなどの疑いで追送検したとのテレビ局による報道が出ました。
それによると、大阪・高槻市の小学校の元臨時男性講師で、神戸市中央区に住む被告(38)は、小学4年生の男子児童への性的暴行や女子児童への強制わいせつなどの疑いで逮捕、起訴されています。
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03月07日 16時53分 NHK 関西のニュース引用
元講師 児童多数にわいせつ疑い|03月07日 (容疑者名は伏せました)
その後の警察の捜査で、押収したスマートフォンなどから100人を超える児童らを撮影した動画や画像が見つかったということです。
警察によりますと動画や画像は、被告が指導役を務めていた野外活動の宿泊先で撮影されていたということで、警察は、8歳から14歳の男女19人に対する強制わいせつなどの疑いで、7日までに神戸地方検察庁に追送検しました。
警察の調べに対し、容疑を認め、「子どもに興味があった」と供述しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190307/0013222.html
2019年3月7日20時02分 朝日新聞引用 (容疑者名は伏せました)
小中学生20人にわいせつ行為、容疑の元臨時講師を送検
県警によると容疑者は2012~18年、兵庫、石川両県で小中学生らを野外活動に引率した際などに、当時8~14歳の児童・生徒計20人(男子14人、女子6人)にわいせつな行為をし、一部の行為をスマートフォンで撮影するなどした疑いがある。「年少者が好き」と容疑を認めているという。
容疑者のスマートフォンには、被害者を特定できなかったものも含め、100人以上の子どもへのわいせつ行為の動画や画像が保存されていたという。
https://www.asahi.com/articles/ASM375JJFM37PIHB019.html
2019/3/7 21:39神戸新聞NEXT引用
強制わいせつ容疑など 元小学校臨時講師を追送検
強制わいせつ罪や強制性交等罪などで起訴済みの9件を含む計21人36件の被害を裏付けた。
追送検容疑は2012年8月~18年9月、神戸市や加古川市、西宮市、丹波市などの宿泊施設やキャンプ場などで、子どもの下半身を触ったり、スマートフォンで撮影したりした疑い。容疑を認めているという。
同署によると、男は青少年の野外活動に携わる団体に所属し、子どもの引率役だった。スマートフォンに被害者を特定できない約100人分のわいせつ画像を保存していた。男は「男女を問わず、年少者が好きだった」などと話しているという。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201903/0012125615.shtml
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強制わいせつのみならず強制性交罪などで起訴済みとはもはや言葉も出なくなります。相手は年端もいかない年少者でしょう。
彼を引率役に配していた野外活動団体がどこなのかは定かではありませんが、同団体も悪意こそなけれど何らかの釈明や説明責任が要されていることは既に述べたとおりでしょう。むろん公立小学校講師として採用した高槻市教育委員会へはそれに勝るとも劣らないほどの説明責務は免れないのではないでしょうか。
現時点での同教委HPです。
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/kurashi/kosodatekyoiku/kyoiku/kyouikuiinkai/index.html
当事件の関連での発信はないようですが、早々と消されたのでしょうか?それとも最初から言及がないのでしょうか?
さて朝日の報道でキャンプの際に被害にあったのは(男子14人、女子6人)とも報じられていますが、「男女を問わず、年少者が好きだった」のではなく、どちらかへ性への性的興味をカムフラージュするために片方の性の子たちに性的加害に及んだ可能性をも視野に入れての今後の検察の取り調べや、起訴された場合の裁判の審理はなされるべきかもしれません。
その場合、報道はされていませんがスマートフォンに保存されている画像の少年・少女比率も大いに参考になるのではないでしょうか。
いずれにせよ、報道は起訴の有無や裁判が開かれる場合の裁判報道も略すことがないことが報道の社会的使命として付帯されてくると思います。
追記
ボーイスカウト指導者でもあったわいせつ教師に懲役9年判決(神戸地裁)