続報
米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場は12日、40年にわたり音楽監督を務め、昨年12月、若い男性に対する性的虐待疑惑が浮上し、職務停止処分を受けていた世界的指揮者、ジェームズ・レバイン氏(74)の解任を発表しました。70人以上への聞き取り調査などから、レバイン氏が「性的虐待に関与したという信頼できる証拠が見つかった」としているといいます。
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2018年03月13日 18時28分 カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)引用
指揮者レバイン氏、性的虐待でNY劇場監督解任 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
レバイン氏を巡っては、米紙ニューヨーク・タイムズが昨年12月、1980年代に15歳の少年に性的虐待をした疑惑を報じ、同歌劇場が調査していた。解任の理由について、同歌劇場は「レバイン氏は権威を利用し、若い芸術家を虐待していた。ともに仕事を続けることは不適切で不可能だと考えた」と説明した。
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20180313-OYT1T50124.html
- 2018年0BBCニュース3月13日 17:09 引用
メトロポリタン歌劇場が名誉音楽監督レバイン氏を解雇、性的虐待疑惑で
これまでに4人の男性が、数十年前にレバイン氏から性的虐待を受けたと名乗り出ている。うち数名は、事件当時に10代だったという。
米紙ニューヨーク・タイムズが確認したイリノイ州の警察調書によると、被害を訴える男性の1人は1985年から1993年まで虐待が続いたと話している。1985年当時の男性は15歳で、レバイン氏は41歳だった。
レバイン氏はこれまで疑惑を「事実無根」と否定してきた。「私を本当に知る人々が証明しているように、私はこれまで加害者、圧制者となったことはない」と声明で述べている。
http://blogos.com/article/283506/
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疑惑を事実無根としていますが、このような疑惑を向けられた社会的著名人がセクハラ等の性加害を認めることはあるのでしょうか。
また「加害者、圧制者ではない」は相手の少年ないし若者が合意のうえで事に及んだから、一方的な性的虐待には当たらないとの意味が言いたいのでしょうか?
確かに某国の少年や若い男性専門の芸能事務所にしてもそうですが、少しでもいい役がもらいたいから所内権力者に体をゆだねる場合は
両者の、力関係(支配・被支配関係)からいっても被害者側が合意したとは言えないのではないでしょうか。報じられている彼の否認発言が何を意味しているのか具体的なことは定かではありませんが、相手側の合意論、納得論であるなら到底受け入れられるものでもありません。
ただし、まがいなりにもこの事案は事実関係の有無は別として疑惑自体は隠匿されることなくクローズアップされています
一方、どんな名士であっても、いったん疑惑をもたれれば告発や摘発等の社会的作為が働く国と異なり、権勢を持つものによる非支配者への性的虐待が法的、社気的に何ら問題にならない国もありますね。特に某国芸能界でこのようなことを業界や大手メディア自体が問題化しようとしない状況はその国の後進性を感じざるをえないことはすでに何度か申しあげている通りです。