日本学生野球協会は12月19日の審査室会議で男子寮で部員の布団に入るなどした暁星国際の監督は不適切行為であるとして12月4日から6カ月間の謹慎の処分を下しました。
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2017年12月20日 05:00 千葉日報引用
暁星国際監督は謹慎 我孫子東に対外試合禁止 学生野球審査室会議
https://www.chibanippo.co.jp/news/sports/462829
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報じられている他校の対外試合禁止処分にくらべ監督の不祥事であるだけに対外試合については可能であることはせめてもの救いでしょうか。(他校への同禁止処分については古めかしい連帯責任であるだけに合点がいきませんが、ブログ趣旨とははずれるので言及はしません。)
今年になって監督のセクハラ行為への一部員による異論が報じられています。被害者とされる部員は2人で一連の報道の中で「耳を噛まれたりした被害者」とされる3年生部員のひとりが、メディアの取材に応じ、監督も自分も同性愛者ではなく行為はスキンシップとしての罰のひとつだったことを趣意とする証言をしています
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2018年1月19日 日刊ゲンダイ引用
暁星国際監督セクハラ報道に異論 部員のひとりが「誤解」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/221429
全3画面
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まずは今回取材に応じた男子高校生に同性愛疑惑がかかったわけでもないのだから、一連の報道で被害者とされた少年に同疑惑がかかるというのは理解に苦しみます。そんな疑惑があるのなら疑うほうに問題が生じていますよ、そもそも同性愛疑惑そのものが時代の遺物でしょう。多分、少年は異性愛者なのだろうけど他生徒等からそんな疑惑やはやしたてがあったとしもそんなものは気にすることなく正々堂々としていればそれで良しです。
「ショックのあまり、大学受験を断念したという」のが事実であればスポーツマンらしくもない弱気や逃げや言い訳ではないでしょうか?同性愛疑惑などよりそちらの疑惑を気にすべきですね。
今回取材に応じた少年や同校野球部の父母会長の言い分の妥当性については私は私見はできません。確かに報道に誤報や脚色はままあることです。本当にセクハラ性がなかったという確証があるのであれば嘆願書は学校のみならず監督に謹慎を命じた学生野球協会にも嘆願書を公開のうえで突きつけるべきでしょう。
もっとも署名全般についていえることですが署名簿の言論性や自発性はこれに限らず当てになりません。署名が署名者の意志に反してなされる可能性を持つことは署名自体の宿命ともいえましょう。学校当局や協会は処分等の再考の余地を認めた場合も表面の署名数に惑わされることなく、検証を進めていかなければなりません。
それからゲンダイの見出しには(部員のひとりが「誤解」)と記されていますが、同紙報道3画面を見る限りその言及はありません。
被害者とされる2人の部員に見解が分かれていることが推して知れるのではないでしょうか?