わいせつ行為に至るまで(男児ポルノ愛好G) | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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子供たちと深いかかわりも(日刊ゲンダイ)

の事件についてわいせつ行為や摘発にいたるまでの経過についてより掘り下げた報道が出ました。

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2016.9.28 11:00更新 産経新聞引用

 

【衝撃事件の核心】「男児への性欲抑えられなかった」被害100人超か、児童ポルノ愛好グループの卑劣…端緒はICPO提供の動画

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犯行期間は、府警が裏付けたものだけでも平成22年7月~28年5月と長期にわたる。大阪・京都・和歌山在住で当時7~15歳の男児や少年計47人への犯行を裏付けた。うち37人はダンサーの男による犯行の被害者だったという。

 府警によると、5人はゲームセンターや路上にいた男児たちに「一緒に遊ぼう」「家に来たらゲームさせてあげる」「お菓子あげる」などと声をかけて興味を引いた上で、自宅や公衆トイレに連れ込むなどして犯行に及んでいた。

 実際にゲームをさせたり、数百円を支払ったりしたケースもある。

 

そして22歳ごろ、ダンサーとして体育大会でダンスを踊った際に知り合った男児が家に遊びに来るようになったことをきっかけに、「性欲が抑えられなくなった」。そこでわいせつな行為に及んで以降、犯行を繰り返すようになった-と供述している。

http://www.sankei.com/west/news/160928/wst1609280005-n1.html

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被害男児・男子中学生等の数は四十七名どころか百人を超えるのであれば半数以上が被害届をだすこともなく黙っているものと思われます。中には高校生以上になっている少年もいるのでしょう。自宅に呼び寄せてわいせつ行為を行った場合は届出をすれば加害者の特定は可能ですが、電車内や公衆トイレなどその他の場所で行った場合は特定は不可能なのでありましょう。「届けても仕方がない」とのあきらめも働いているのかもしれません。

 

しかし、それ以前に警察に被害を親告していない子は親や家族、教師等にも言っていない事例も多々あるのではないでしょうか。友達ぐらいには秘密を前提に言うかもしれませんが、概して「かっこ悪いこと」を嫌う多感な年頃の少年たちは、運悪く変質者にひっかかかってしまった、と被害を胸の奥に隠している場合も多いと察しています。

 

そして例えば昭和の時代から、利害関係で自己になびく少年へのわいせつが取りざたされている某芸能事務所社長などは一連の内部告発によると性被害を受けながらも「かっこ悪さ」を嫌い自ら秘してくれる上昇(デビュー等)志向の少年たちの特性につけあがっての蛮行ではないかともいわれています。またお手のついた少年が成人後も同様に「若いときのかっこ悪い経験をいまさら言っても仕方がない」との心理が働くがゆえに、元少年からの糾弾の件数も自ずと限りがあるのではないでしょうか。まして元少年に妻子がいたり芸能界に属していたり事務所と何らかの利害関係が続いていたりすればなおさらです。

 

今回の京都、大阪、和歌山における男児ポルノ愛好グループによるわいせつ行為も、百人以上という実数を警察が掌握することは困難と思われます。このうえは掌握可能な四十数件をくまなく検証することで、有罪確証可能なものについては着実に立件に持っていくことが類似犯罪への防止を視野にした警鐘となりえるものと考えます。

 

ただし警察、検察は各容疑者の合法事案まで非合法のそれと混同しての扱いはしてはなりません。くれぐれもそのあたりを留意して、合法的にひとつひとつを立件してことこそが公益に適うということを弁えていただきたいものです。

 

追記

やはりダンサー他グループ摘発からサッカー選手容疑者浮上

ダンサー(28)懲役8年@京都地裁