保護者説明会ではなぜ「依願退職」扱いだったかについても質疑があったことが報じられています。
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更新:09/22 20:15 MBSニュース(毎日放送)引用
生徒にわいせつ 口止めメールに保護者会で批判相次ぐ
副校長は「隠ぺいの意図はなかった」と釈明。しかし○○容疑者が「懲戒免職」でなく「依願退職」扱いだったことにも、保護者から批判が集まります。
「腹割ってちゃんと喋ってもらわないと意味ない。なんでこの学校は懲戒免職と依願退職一緒なんですか?」(保護者)
「教員が自ら採用試験を受け、なりたくてなった教師の仕事を自ら辞めるということについては、社会的な責任の中で(懲戒免職と)同じくらい重たいものだと」(学校側)
「誠意があるようには感じられなかった。子どもの心に、声に耳を傾けていただいて真摯に向き合って、誠実な対応をいただきたい。正しい発言をなさっていただきたい」(被害にあった生徒の母親)
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160922/00000060.shtml
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そもそもわいせつ行為が無実なら依願退職する必要もない事案との考えもありましょう。特に学校関係者におかれては身内びいきで「泊めただけで依願退職は厳格すぎる」との考えも多勢なのではないでしょうか。そんな中、学校側が依願退職にしたということは教諭への事情聴取の結果、泊めたこと以上の問題がありと認めたからではないでしょうか?まさか事情聴取の中で学校当局が教諭と少年とのメール内容を掌握していないはずはありません。
わいせつ行為はなく単に泊めたこと自体は厳重注意処分や戒告程度の懲戒だと見なした場合、諭旨免職との異名もある依願退職としていることとの整合性が合致しません。
少年の言うことが事実であれば、この学校に限らず、いかに諭旨免職との俗称があろうとも、懲戒処分でも何でもなく、通常は退職金も支払われる依願退職などではなく懲戒免職に該当しましょう。
もしかすると学校当局は教諭を依願退職とした時点では単に少年側が騒いでいるだけでわいせつ行為の事実関係は確証がないと判断したのでしょうか?そうだとすれば後に警察が逮捕に踏み切ったことを考えるといささか能天気な事情聴取であったかとも察せざるをえません。
以上の点からも保護者説明会での依願退職扱いへの批判もうなづけるものと考えます。
追記(2016年10月13日)