続々・学校の対応 | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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続・学校の対応 の関連です。

 

ABC放送の取材には応えないとしながら一方で日刊スポーツ(共同通信配信)には少年側への口止め工作とも受け取れるアドバイスについて以下のように言及しています。

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[2016年9月21日18時21分]  同スポーツ引用

男性教諭がわいせつ、副校長が被害生徒母に口止め

 

立命館守山高を運営する学校法人立命館(京都市中京区)によると、メールを送ったのは、5月下旬に生徒が警察に被害届を出した翌日。「警察事案となればさらに教諭の将来の道も断たれる。彼のことを思うなら警察は避けるべきです」という趣旨だったという。

立命館は「事件前から、教育の相談などから副校長と母親のやりとりはあった。事件後も相談する中でのメールで、口止めという認識はない」としている。

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これまで少年の在籍する高校名は敢えて伏せてきましたが、校名を報じるメディアの多さのことから今後は伏せずにそのまま引用する所存です。ただし容疑者名については多くのメディアが実名で報じようとここではすべての他の事例と同様に匿名で言及します。

 

さて、報じられた副校長の弁明ですが、教育相談の中であろうとなかろうとあくまで副校長の立場でのアドバイスです。少年の母親側からすれば相当の重みのある学校側に意向となることは副校長は分からないのでしょうか?それともわからないふりをしているのでしょうか?

 

特にこの高校は有名大学の付設高ということで内部推薦での進学も多々行われていると思われます。その意味でも学校当局の意向の重みは内部推薦のない一般高校よりは断然重いものと思われます。

また同校は中学校も付設しています。おそらくは内部推薦を視野に入れ息子や娘を早い時期から外部との受験競争を排し、文化、スポーツなども含めのびのびとした環境の中で立命館大学に進学させたい保護者も相当いるのではないでしょうか。

そのような中、学内を取り仕切る実質的な校長たる者の意向は当時点での少年側からすれば絶対的なものに近いものがあったと考えるのが自然でしょう。

そして副校長の意向は加害教諭との今後の接し方をも含め少年の悩める逡巡をさらに強めてしまった可能性もあります。

学校当局は容疑者の振る舞いのみならず同当局自体の対応のあり方について第三者も交えた厳格な検証が求められるのではないでしょうか。

 

続報

保護者説明会は開かれたけど・・・