広島県教育委員会は24日、県立高校の男性非常勤講師(65)をは昨年11月下旬、部活動で指導していた男子生徒を自宅に泊めマッサージをしていた際に下半身を触ったとして懲戒解雇したことが新聞記事になっています。
「マッサージしているときに興味が出てきた。大変申し訳ない」と話しているということはセクハラ行為を認めたということになりましょう。
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2015年3月24日 19:38 スポニチ
65歳高校非常勤男性講師 男子にわいせつ行為で懲戒解雇「マッサージで興味
生徒の父親が今年3月5日、県の窓口に「息子がセクハラを受けているようだ」と相談して発覚。県は県警に連絡した。
非常勤講師は定年まで県立高校で働き、再任用で3年間勤務した後、非常勤講師をしていた。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/03/24/kiji/K20150324010045090.html
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気になるのは記事で読む限り、今月初旬に生徒の父親が息子のセクハラ被害を現在進行形で相談していることです。そうであるなら少なくとも昨年11月から今月まで当該少年へのわいせつ行為は継続していたのでしょうか。
それから県教委は部活が何の部活であったかなども公表すべきでした。また少年の年齢や学年を公表しても問題は発生しないはずです。
たしかに顧問の先生がおそらくは説明もなしに急に辞めるのですからある範囲までは口コミで伝わるのでしょうが、そこで終わってしまえば退職の季節でもあることに加えて事件自体の風化は早いことからも、教育界全体等へ向けた同種行為の再発防止の警鐘は期待はできそうにもありません。
また被害少年には何ら落ち度はないのですから、公益の観点からもより踏み込んだ公表が少年の人権に差しさわりを生じさせるとは思えません。
広島県教委に限らずわが国の教育行政はいい加減にタテマエだけの密室処理の殻を突き破るべきと思ってしまいました。