事件録サイトより
※追記
※2023年11月7日にリンク切れに気づいたので代替えとしてこの事件への検索結果画面をリンクしておきます。
追記ここまで
この事件については私は小学校3・4年生の頃から知っていました。亡父が話し好きで私も聞くのはまんざらでもなかったのでよく話をせがんでいました。その中の一つにこれがあり「学問のある人が好きな女性の兄がハンセン氏病にかかっていてそれを治す特効薬として男の子のお尻の肉が効くとの俗信が事件動機」等を平易な言葉で語っていたと記憶します。
少年の肉を船釣りでカモフラージュして焼くとか、その時の異臭ぶりなどもリアル感ある話し振りでしたね。むろん部分冤罪には触れず野口死刑囚の犯行であると断定した物言いでした。
私は話を聞いていて「なんで特効薬が成人や女の子の肉ではなくではなく男の子のそれなのか?」「なんでお尻の肉なのか」と不思議に思いましたが口にはださなかった記憶もあります。
それにしても被害者の少年は美少年だったのでしょうか?それとも容姿に関係なくただ男の子だから薬目当てに襲われたのでしょうか?語り継がれているストーリーからするとい前者が適合することは言うまでもありません。
犯行に至るまでの動機の悲劇性(当時、ハンセン病は不治の病とされていた)とおそらくは裕福でもない家庭の中、継母のもとで健気に生きていた美しい少年の不幸が犯行自体の猟奇性とからんで見事に整合するのではないでしょうか。
ただし私の資料でも野口死刑囚は、少年殺し、義兄殺しは無罪となり店主殺しのみで1907年10月、死刑が確定しています。世間からの同情は勝ち得たようです。
※2011年12月14日追記
※2021年11月12日追記