2023年に映画館で観た旧作映画の覚え書きです!

昨年、映画館でリバイバル上映された旧作映画のうち、僕が観たのは19本でした。

 

空の大怪獣ラドン

地球防衛軍

アルゴ探検隊の大冒険

 

いずれも「午前十時の映画祭」で、「ラドン」は一昨年のラインナップ、「地球防衛軍」と「アルゴ探検隊」は昨年のラインナップでした。

ラドンの博多破壊、骸骨剣士、モゲラといった特撮名シーンたちを映画館で観られたのは嬉しかったですね。

2023年の正月映画はラドンだったわけですが、2024年の正月映画はゴジラ(「ゴジラ-1.0/C」)になりそうです。昭和は続くよどこまでも…って感じです。

 

フィッシャー・キング

 

これも午前十時の映画祭。テリー・ギリアムの大好きな映画です。

想像の力を見せつける、現代のニューヨークのファンタジー。

想像って、人を苦しめる妄想にもなり得るし、同時に人を救う夢と希望にもなり得る。そんなテーマと、テリー・ギリアムの持ち味が見事に合致した映画です。

 

食人族

「4Kリマスター無修正完全版」が5月に公開。何かにつけコンプライアンスにうるさい令和の世に、まさかの公開です。

しかしこれ、今の時代に見ると本当に強烈ですね。興味本位で原住民と女性と動物への暴力を見せつける、エログロ見世物映画の鑑。

一応「本当に野蛮なのは我々文明人なのではないだろうか!?」みたいなのを付け足してるけど、あからさまに言い訳ですからね。そんなこと誰も本気で思ってないだろう…という。

あらためて映画館で観て、うーんって思って。「興味本位以外の何物でもない」ことは否めないと思ったので、レビューは書きませんでした。

でも、こういう映画が「作れない」世の中になるのは、違うと思う。嫌な人は観に行かなきゃいいんだから。

というわけで、今の時代にあえて公開した英断は讃えたいです!

 

ビデオドローム

 

4Kディレクターズ・カット版が6月に公開。レビューはその時じゃなく、以前コロナ期に旧作レビューとして書いていました。

この辺の映画はレンタルビデオの思い出と結びついていて、画質ひどい印象で残っているので、鮮明な映像で観るのは別の映画を観るような感動があります。

 

エクソシスト

 

これも午前十時の映画祭。ディレクターズカット版の上映でした。エクソシストに関しては通常版の方が好きかな…。

エクソシストは2000年にディレクターズカット版が公開された時に映画館で観たので、それ以来ですね。

一旦こうなると通常版を観る機会が滅多になくなるのが辛いところです。

 

007/ドクター・ノオ

007/ロシアより愛をこめて

007/サンダーボール作戦

007は二度死ぬ

女王陛下の007

007/私を愛したスパイ

007/リビング・デイライツ

007/ゴールデンアイ

 

60周年記念の10作品劇場公開。何度もテレビでは観てるけど、初期作品は劇場で観たことなかったので、これは嬉しい企画でした。

古い作品でも、やはり映画館で観るとテレビとはまったく違う迫力があって、やっぱり映画って映画館で観るように作られてるんだなあ…と思ったのでした。

この勢いで、残りの作品もやってほしい…。「ムーンレイカー」とか「黄金銃を持つ男」とか映画館で観たいなあ…。

 

シン・ゴジラ:オルソ

 

「ゴジラ-1.0」公開記念に、山崎貴監督と庵野秀明監督の対談中継と共に上映された「シン・ゴジラ」モノクロ版。

ただでさえ怖い「シン・ゴジラ」が、モノクロ化で怖さ増し増しになってたので、非常に満足度の高いバージョンでした。

これがあったおかげで、「ゴジラ-1.0/C」の公開が実現した…という側面もあるでしょうね。そちらも楽しみです。

 

ゴーストワールド

 

これは…何記念だったのだろう。22年ぶりの上映。僕は初めての鑑賞でした。めちゃ良かった!

 

ウルトラマンタロウ

 

令和の世に、まさかのウルトラマンタロウを映画館で。

庵野秀明監督セレクションの劇場公開は「シン・ウルトラマン」の後の「ウルトラマン」からの流れで。去年のリバイバルの記事で僕は「シン・仮面ライダーのタイミングに仮面ライダーの劇場公開はあるだろうか?」って書いたのだけど、ありませんでしたね。

東映、そういうとこ頑張って欲しかったな。

 

宇宙戦艦ヤマト

1977年公開の映画版第1作が4Kデジタルリマスターにて公開。

僕は生まれて「2本目」に映画館で観た映画が「さらば宇宙戦艦ヤマト」なんですが(ちなみに1本目は「スター・ウォーズ」)、1作目は映画館で観たことなかったので、これは新鮮でした。

テレビ版の総集編なので、今観ると粗は目立ちますけどね。それでもやっぱり、熱くなる。

映画版は完全に「沖田艦長が主役」ですね。古代は脇役、沖田艦長と佐渡先生にグッときます。

「さらば」も観たいけど、間に合うかな…どうかな。