2018年ももう半分。毎度毎度のことながら、早いですね〜。
僕はいつも映画に点数をつけないのですが、ここで整理の意味で、今年上半期の新作映画ベスト10を決めてみたいと思います。
…といっても観てない映画の方が多いので、あくまでも僕が個人的に興味を抱いた映画の中でのベスト10。
客観的評価には程遠い偏ったものとして、参考程度に受け取って頂ければ幸いです。
第10位 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
上半期最後の鑑賞作品。まだレビューも書いていませんが…。
前評判が良くないのでヤキモキしていたんですが、面白いじゃないですか!
古き良きスペース・オペラという印象で、とても好みの映画でした。
いろいろと気になるところは確かにあって、シリーズのファンがいろいろ言いたくなる気持ちもわかる。そういう映画ではありましたが…。
とりあえず、滑り込みで10位ということで!
第9位 聖なる鹿殺し
それはもう気の悪い、気の悪い映画でした。
ものすごい意地の悪さでじわじわと絞め殺しにくるような、悪い映画。
「後味の悪い映画」が好きな方にオススメです。それなりの覚悟はいりますよ。
第8位 万引き家族
これはやっぱり、力のある映画でした。
いくつものシーンが、いまだに強く印象に残っています。
それにしても、子供達の自然さはすごい。大人たちでさえ不自然であることが多い邦画の世界で、稀有な存在。
第7位 ゆれる人魚
ポーランド製、半裸の人食い人魚が歌って踊る謎の共産主義ホラーミュージカル。
いやほんと、独特な映画でした。超独特。
ハリウッドの大メジャー作「シェイプ・オブ・ウォーター」と共通するところが多々あるのも愉快でした。
日本が負けたポーランドってこんな国だよ!…違うか。
第6位 ブリグズビー・ベア
これもけったいな映画ではありましたが、やりすぎなくらいにオタク的ポップ・カルチャーへの愛と傾倒を強く表明した作品でしたね。
オタク文化との距離感を語る作品として、「レディ・プレイヤー1」とも共通するところがあったり。
第5位 レディ・プレイヤー1
スピルバーグに代表される80年代オタクでポップな映画たちへの僕たち世代の熱い熱い愛に、スピルバーグ自らが落とし前。
そういう興味深いテーマ性を持った映画なんだけど、それより何より、久々に純粋に面白いエンターテインメントに徹したスピルバーグのアドベンチャー映画でした。
第4位 ファントム・スレッド
高級ドレスのデザインという高尚な業界を舞台にした、重厚な大人っぽい作品…と思いきや、極めてパンクなぶっ飛んだ映画。
つまり、ポール・トーマス・アンダーソン作品です。傑作!
第3位 シェイプ・オブ・ウォーター
アカデミー作品賞受賞作。正統派ホラーファンタジー…であると同時に、人と怪物の種族を超える愛を描くアバンギャルドな作品です。
実に詳細に、細かい部分まで心を配って作り込んだ作品でした。
第2位 アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
これ、観る前は期待値は割と低かったんですよ。フィギュアスケートのスキャンダルの実話って、別に観なくてもいいかな…なんて。
でも観てみたら、なにこの面白さ!ってビックリしました。心底。
観る前と観た後での温度が史上最大に違っていた映画です。まだの方、ぜひ観てビックリしてください!
第1位 フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法
というわけで、1位はこちらでした。
シングルマザーと娘の貧乏生活のドラマに、これほどまでに心をギュッと掴まれてしまうとは。
本当に”魔法がある”映画です。一瞬が永遠に変わる瞬間を、ぜひ体験して欲しいです。