ある日の昼休み、片道5~6分の距離を歩いて向かってみる事に。
気温は氷点下・路面はツルツルだが
愛用のIpod第5世代があれば気はまぎれる。
特にコノ前日にiTunes StoreからDLした曲がスバらしく、気分は上々♪
昨夜からこの時に至るまでメガプレイ状態だった(笑)
ちょうど曲の終盤に差し掛かる頃に到着し
イヤホンを外しつつ、引き戸を開けて入店する。

どうやらコノ方が店主で、お一人で切り盛りされているようだ。
ふと店内に流れるAMラジオから流れる曲に気がつき軽く驚く。
先ほどまで歩きながら楽しんでいた曲が、ここでも聞けた。
その曲が終わると、ラジオのパーソナリティとアシスタントが
上村愛子選手の健闘をしきりに称えている。
そう、コノ日はバンクーバーオリンピックの序盤。
それならば、抜群のタイミングでラジオからこの曲が聞こえてくるのは不自然じゃない。
We Are The World 25 For Haiti ~ Artists for Haiti【2010】
この曲の売り上げによって得られた収益の全額がハイチの復興にあてられます。
【オフィシャルサイトはコチラをクリック】


さかのぼる事25年前、アフリカの飢餓と貧困を解消すべく
マイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチーなど
著名なアーティストが集結し、『USA for Africa』の名で
『We Are The World』というキャンペーンソングを発表。
真摯な取組みは世界中に一大ムーブメントを巻き起こし
その売上(印税)は全てチャリティとして寄付されたという。

楽曲の良さもさることながら
当時をときめくスター達45人が一同に集まり
エゴを捨てて最高のパフォーマンスを以って完成された
『We Are The World』は
時を経た現代にあってもその輝きを益々増し
時代を超えた名曲として人々の心に刻み込まれている。

2010年1月12日。
カリブ海に位置するハイチ共和国にマグニチュード7.0(推定)という大地震が牙をむいた。
この災害により、一説によれば死者は23万人以上にのぼり、被災者は300万人を超えるという。
【出典:Wikipediaハイチ地震(2010)】


この大惨事に対し、かつてアフリカを救おうとした
ライオネル・リッチー、クインシー・ジョーンズが立ち上がる。
2010年2月1日、25年のときを経て再びレコーディングされた『We Are The World 25 For Haiti』。
この曲の売り上げによって得られた収益の全額がハイチの復興にあてられます。
前回と顔ぶれこそ異なるものの、現代を代表するアーティストが各々の力を出し切り
その思いが紡ぎあげられた、コレもすばらしい作品である。

この悲劇に対して、決して無関心であったつもりではない。
ただ、何をして良いのかわからない無知と
自信が無力であるという思い込みが
結果的に無関心に等しい怠惰な時間を招いていた。
恥ずかしい、と思った。
『We Are The World 25 For Haiti』のことは
読者登録させていただいている『西陣に住んでます』の管理者kazuさんの記事で知った。
最初は興味本位で聞いていた『We Are The World 25 For Haiti』だが
記事を読み、曲が進むにつれ、何かせずにはいられない気持ちになってきた。
幸いにもiTunes Storeのアカウントを持っていたため、即刻『We Are The World 25 For Haiti』の購入を決意。
偽善じゃないかといわれればそれまでかもしれないが
ちっぽけな個人であっても決して何も出来ないわけではないというささやかな満足感を得た。

餃子(5個)【350円】
改めて何度も聞いてみて感じたのは
USA for Africaによる『We Are The World』を聞きなれた方には
若干の違和感を感じる出来なのかもしれない、ということ。
ただ、ベクトルこそ違えど、その道の一流である面々が集結し
ただ、自分が最高のパフォーマンスを発揮できる方法で
誰かのために何かをしようという想いに鳥肌が立った。
この世に無力な人なんていないんだ。
もう一度『We Are The World 25 For Haiti』の話に戻る。
失礼な話だが、個人的には何度聞いても、未だにワイクリフ・ジョンのパフォーマンスには馴染めない

だが、ワイクリフ・ジョンこそハイチ出身であるそうだ。
もしかすると今回のメンバーの中で、最も心を痛めているのは彼なのかもしれない。
理屈抜きに心が震えたのはセリーヌ・ディオンのパートと
前作にはなかった5:50過ぎのラップセッション。
『This is it』出演で一躍脚光を浴びたオリアンティの登場も嬉しい!
皆さんは『We Are The World 25 For Haiti』を聞き、どのような感想を持つだろうか……

何をどうしたらよいのかわからず
自身の無力さを感じてあきらめていた心に
一筋の道を示してくれた。
そして、たまたま入ったお店『TEAM ZERO ONE』で
『We Are The World 25 For Haiti』が流れているのを聞き
この曲を購入することで、わずかながらでも支援につながることを
知らない方が大勢いるのでは?と思った。

このような表現方法でお伝えする事が
正しいやり方なのか自信はない。
が、とにかく一人でも多くの方に
Artists for Haitiの取組みが伝われば嬉しい。
店主さんと二言三言の言葉を交わし
焼きそばと餃子、おにぎりで空腹を満たしながら
この記事の構成について始終考えていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『TEAM ZERO ONE』
住所:札幌市中央区南10条西7丁目5-11
電話:携帯電話に付き非掲載
営業:11:00~不定
定休:当面の間(雪融けくらい)不休
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ラーメン(塩&醤油)もワンコインの500円。
ココはリピートする

ゴチソーサマでした
