与太話2 ~世間は狭い(^^ゞ | 札幌にある不動産会社の経営企画室 カチョーのニチジョー

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【当Blogは、平成22年9月15日を以って更新を終了しております】

今から十数年前のお話、とある賃貸不動産のお店にて。


お部屋を探しに来たのは、もうお子様も成人したという年代の女性。

担当は入社して1年ほど男性営業社員、ナゼか年上受けが良いのが売り(笑)



ソノ女性、アパートを借りるのは初めてというコトで

不動産という職種に警戒心があるのか、ご自身のお名前も教えてくださいません。


営業社員は、チョイと接客しづらいなぁ……と思いつつも

いつものように数件の候補物件を丁寧にアピールします。



サスガは年上キラー(笑)実際にお部屋を見に行く頃には

お客様の心も解きほぐされ、車中での会話は弾みます。

以下はソノ車中での会話。


お客様 『お店では言えなかったけど、実は離婚でお部屋を探すんです。

営業社員え!ああ……そうだったんですか……(気がついていたケドねw)』


お客様 『結婚も色々大変なのよ……アナタは結婚しているの?

営業社員あ、私は独身です。

お客様 『あらそうなの?でもお相手くらいはいるんでしょ?

営業社員いや~、実はつい先日ふられちゃいましてね、募集中なんですよ(苦笑)』

お客様 『アナタはカンジが良さそうだからスグ見つかるわよ!

      あ、そうそう、ウチの娘なんてどう?今フリーだって言っていたわ♪

営業社員お客様のお嬢さんならさぞかしお綺麗なんでしょうね(←反射)。

      でも私、実はまだ振られたショックから立ち直ってないんですよ()』


営業社員、コノお客様から相当気に入られたようですね(^^ゞ

娘を紹介する』とまで言われることはそうそう無いものです。

営業社員も悪い気はしなかったのでしょう、車中での会話はドンドン弾みます。


しかし、スデに一方的な身の上話モードになっていたお客様

ソノお客様のご家庭や娘さんの話題に移ったあたりから

営業社員の心はある予感に覆い尽くされていきます。



無事に気に入ったお部屋が見つかり

お店に戻ってから入居申込書をお客様にご記入いただきます。


そこで初めてお客様のお名前を知った営業社員

ある予感が現実のものに変わり、凍りつきました。


ソノお客様、先日振られた彼女のお母様でしたorz

どうりで聞いたことある話ばかり、世間って狭い。


※このシリーズはあくまでも『与太話』です。