私の生半可な知識よりキャメルバックが何たるかはウィキペディアの「キャメルバック式蒸気機関車」をご覧ください。
まあ、姿格好はどう見てもゲテモノの類いです。
模型としてはHOスケールのものが完成品で売っているのに、わざわざチャンとした機関車を改造してしまうという酔狂な工作です。
写真左がチャンとした機関車の Bachmann/Spectrum製 #25241 On30 2-6-0 Mogul, Analog Colorado & Southern #21。
写真右が改造キットの Backwoods Miniatures製 0-6-0 Camelback Conversion Kit。
新品のこの機関車君、哀れドナーとしていきなり改造工場行きです。 改造に失敗したらとか、途中で嫌になったらどうしようかとか、という思いが頭をよぎりますが心を鬼にしてGo Ahead。
説明書の順番に従ってpilot truck, wire stays, pilot deck, chimney stack, whistle, safety valve,・・・なんかをドンドン外していって最後はキャブまで取っちゃって、やたらスッキリ。
説明書によればこのヘッドライト、残していても良いけど大きすぎるので取り替えた方がカッコ良くなるとなってますので、後ほど改造予定。
steam domeを無理矢理・強引に撤去した後に開いた大きな穴。 この穴は予定通りでキット付属のスチレン板で塞ぐことになります。
ここまで説明書通りにパーツを撤去したのですが、チョット立ち止まってDCC化の方法を考えておきます。
このモーグルはアナログの製品で、DCC Readyでもありません。 一方、私のOn30の車輛達は全てDCC運転ですので、この子もDCC化する必要あります。
そのためには何とかモーター部にアクセス出来るように更に車体を分解しなければなりません。
モーグルに付いてきた図面を見ても車体と下回りをつなぐネジはなさそうだし、どうやってバラせば良い事やら・・・
誰かモーグルをDCCに改造した人が写真をネットに出してくれていないか巡回。
・・・
ようやく見つけ出しました。
Easy DCC and Sound Installation in On30 Bachmann Mogul
いや~助かります。 ありがたい。
車体と下回りはネジで止まっているわけでも、接着されているわけでもなく、単に嵌っているいるだけ、ツメ1箇所で、のようです。
まず車体前部。 Lubricator pipeが下部から煙室後方に刺さっているので、これを抜きます。接着されていませんので少し力を入れれば抜けます。
そしてここから重要ですが、ボイラーを下回りから力を入れて少しだけ浮かすように持ち上げます。 外れないのでは?壊してしまうのでは?という疑念は払拭しましょう。 前部はツメもなく接着もされていませんので、思い切って力を入れて持ち上げます。 あまり持ち上げてしまうと後部とのバランスが悪くなりますので、ここでは本当に少しだけ持ち上げます。
反対側からドライバーでツメを外そうとしているところ。
こうしてツメを外すというか、ずらして車体を少し持ち上げて、後は前部と後部をバランス良く平行に持ち上がるように外して行きます。
ふ~。 外れました。
後は、基盤からヘッドライトに行っているコードを外せば分離完了。

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