9章ネオ・ダダからポップ・アートへ-芸術と生活の架橋 | 65歳の芸大生

65歳の芸大生

定年退職後、新しいことにチャレンジしたいと考えて、今まで縁がなかった芸術について学ぼうと思い、京都芸術大学通信教育部芸術教養学科に編入学しました。このブログが日々の学習内容の記録として活用しています。

この章の要点

1950年代前半から、複数のジャンルをまたぐ横断的な活動や表現手法の多様化が進みます。それまで、美術作品を構成する素材とはみなされていなかった日常のさまざまな物品を取り入れるとともに、都市社会や新たなテクノロジーの台頭による現代的な環境を作品に反映させることが、アーティストたちの主要な関心となっていきました。 Movie1・・・ネオ・ダダの成立と展開 Movie2・・・ハプニングとイヴェント Movie3・・・ヌーヴォー・レアリスム Movie4・・・イギリスのポップ・アート Movie5・・・アメリカのポップ・アート

 

1950年代のアメリカでは、ロバート・ラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズらによるネオ・ダダの台頭が見られました。ラウシェンバーグは自身の絵画作品をコンバイン・ペインティングと命名します。また、ジョージ・ブレクトによるイヴェント 、アラン・カプローによるハプニングなど、実際の行為や身体を用いた作品も登場してきました。フランスでは「ダダより40度高熱」展の出品作家たちがヌーヴォー・レアリスムと呼ばれました。