好きになったら歳の差なんて関係ない。

女子高生の凜音が偶然の成り行きで付き合うことになった相手は小学生男子。

冬馬の素直で真っすぐなアプローチに、自分の正体をなかなか明かせない凜音。

罪悪感を持ちつつも、一緒に過ごしていくうちに冬馬への想いが募っていく。

あらすじだけを聞いて想像する世界観を、ぶっ壊してくれる安定のある絵柄とストーリー。

小学生のわりに落ち着いている冬馬の性格とファッションセンスに萌が止まりません。

今の冬馬もとても魅力的ですが、間違いなくかっこよくなっていく成長過程を想像するだけでご飯10杯は軽くいけます。

年下わんこ大好きな人には絶対に刺さる作品です。

 

きみがローファーをはいたら

 

君に出会って、初めての恋を知る。

 

 

 

幼馴染、男女、再開、恋人同士、、、、そしていずれは結婚へ。

沢山の選択、苦悩があったけれど、大好きな君と、あなたとずっとい一緒にいたい。

そんな二人を襲う現実離れした過酷な試練。

恋人の昴の体が23歳から12歳へと戻ってしまう。

戻ってしまった原因を探しながら周囲には姉弟だとごまかして恋人の澪のアパートで暮らしを始める二人。

職場や友人に打ち明けられない葛藤や、12歳の姿になってからの同級生との繋がりへの躊躇い、過去の自分と向き合ってゆく昴の姿、それを献身的に支える澪の姿に心がきゅっとなります。

昴の大人の色気がしぐさなどで表現されている描写は、12歳の姿なのにドキッとさせられます。

 

昴とスーさん

 

姉弟に見えても纏う空気は間違いなく恋人。

二人の絆は本物です。

 

 

 

 

伝えたいのに伝わらない。

知ってほしいのに知られるのが怖い。

大好きだから側にいたくて、いじわるしてしまう。

イケメン男子高校生の月(るな)とポンコツ鈍感女子高生の歩(あゆむ)の学園ラブコメディ。

お笑い要素がふんだんに盛り込まれていて、巻を増すごとに笑いのキレが増していきます。

その時の世情も反映されていたり、とにかくネタが尽きないのが素晴らしい。

登場人物すべてのキャラが面白く、個性的で魅力が溢れています。

計算つくされたストーリーには毎回、ただただ脱帽。

笑って、笑って、きゅんとする少女マンガ。

 

月のお気に召すまま

 

あなたは、夫婦漫才の神髄を体感する。

 

 

 

 

さて、本題に入りたいと思います。

BLについて語りだすと湧き出る泉のように止まらなくなるので、数作品をまとめて書き込みたいと思います。

ネタばれがあるので、知りたくない方はタイトルだけ色を付けていますので、ご参考にしてください。

ちなみに紹介順に意図はありません。あれもこれもと思いついたものをランダムにご紹介させてもらってます。

 

佐々木と宮野

腐男子高校生の宮野とちょっとヤンキーっちくな佐々木先輩の、ゆっくりと始まる恋の話。

今現在で10巻まで刊行されていますが、6巻までは直接的なHなシーンは一切ありません。(ちょっと触れたり、抱きしめたりは有り)巻数を追うごとに、ゆっくりすすむ二人の距離にすごく胸が締め付けられて、読み終わるごとに声にならない叫びをあげながら悶え転げまわります。

6巻で初めてキスをするシーンがあるのですが、その描写がとても美しい。

余計なセリフやオノマトペの書き込みが一切なく、唇が触れているシーンも手で隠れて曖昧。その描写が映画のワンシーンを見ているように奇麗で、胸がいっぱいになって、思わず息が漏れてしまいます。

両想いになってからの二人の糖度がガムシロップ直飲みの甘さでキュンキュンします。

佐々木と宮野のスピンオフ、ヤンキー風紀委員の平野先輩とバスケ部の鍵浦の寮の同室コンビのお話平野と鍵浦もおすすめです。

 

晴れのち四季部

春、桜、新しい高校生活の始まり。ちょっと遅れて入学してきた帰国子女の一瀬と同級生の野原との「四季部」という部活動のお話。

四季部ってwwwと思って読み始めると、のちのち後悔します、、、

桜を見ながら号泣していた一瀬が始めた四季部。野原と二人で季節を感じながら企画を模索し実行していきます。

四季部発足の理由が、夏の花火を見ながら学校の屋上であかされるシーンでは涙が止まらなくなり、嗚咽さえ出る始末。

二人の距離が友情から恋にかわる。その纏う空気が変わる瞬間、自分の両手が口元を覆います。

 

君には届かない。

ヤマトとカケルの幼馴染片思いBL。BLというジャンルで合っているかわからなくなるほどに、切なくて苦しい恋の話。

ヤマトのカケルに対してのまっすぐな恋心が見ていて苦しくなります。

それに対してのカケルの気持ちの葛藤にも共感が持てるし、本当に二人とも幸せになって欲しいっと切に応援したくなるお話です。

凄く切なくて暗いお話のような書き方になってしまいましたが、二人以外の人物との絡みもあって、夢中になって二人の気持ちの変化や距離が縮まる感覚に没頭できます。

ヤマトのお父さんが事故にあってしまった話の真相や、そこであったカケルとの繋がりなどは、ヤマトとカケルの運命を感じて涙がこみ上げます。

 

みなと商事コインランドリー

私が今定住しております、宮城県が舞台のお話。都会から帰省し、祖父から受け継いだコインランドリーを経営している湊と男子高校生の慎太郎の、進みたいのに進めないもどかしい恋の話。高校生同士なら許せてしまえることなのに、成人男性と未成年となると立場上の制限がかかってしまうもどかしさ。そんな慎太郎は子供の頃に出会った湊にずっと思いを寄せていたまっすぐな気持ちをバシバシ伝えていて、湊の理性をグラグラに揺らす様子が見ていてきゅんきゅんします。

高校を卒業するまでは手は出さないと我慢している湊ですが、たまにくるLoveな雰囲気に、今回は箍が外れるのでは!?ちょっと接触が進むのでは!?と期待してしまう私が毎回常時しています。

 

ただいま、おかえり

BL定番のΩバース番のお話。αの弘、Ωの真生、息子の輝、娘の陽の4人家族を中心に隣人や友人たちとの繋がりを描いたお話。

社会の偏見や、自己肯定感への対峙、家族との考え方の相違からの離別や葛藤。そしてその繋がりを強めてくれる輝という掛け替えのない子供の存在。

子は鎹といいますが、この輝は、夫婦以外の周りの人々もよい関係性になるようにつなぎ合わせてくれる本当にいい子で可愛いんです。

アニメになって、種崎敦美さんの輝の声が可愛すぎて、1話で輝が号泣するシーンで私も一緒に号泣してしまいました。

子供が泣くのは反則ですよね、、、

自然体の夫婦生活、家族のルーティンが穏やかに、時にピリッとしたシリアスさも挟みながら描かれている優しいお話です。

アニメ、、、おすすめです、、、♡

 

 

るったとこだま

ここからは、いちゃいちゃなシーン有の漫画です。

ちょっと年代物ですが、私はこの漫画大好きです!

ヤンキーのるったとこだまの高校寮同室BL漫画。

見た目がかわいいこだまの男の子らしい一面や、ヤンキーなるったが赤面するシーンなど萌えの宝庫ではないでしょうか。

いちゃいちゃの中にも進路に対する不安や葛藤、自分の知らない友達への嫉妬などちょっと苦しくなる場面もありますが、それを二人で乗り越えるハッピーエンドのお話です。

 

好きにさせてみせるから

5歳差、年下攻め幼馴染BL漫画。

昨今の、イケメン、女遊び激しい、ノンケからのBLとは違って、貴重なイケメン一途攻めです!!わんこな年下攻め大好物なので近年読んだBL漫画で私の中ではNO、1です!!

受けの瞬が自身の家庭環境の影響で、「恋愛の好き」の感情が分からなかったのですが、ひろのアプローチで無事に恋人同士へ。

攻めなのにわんこ、受けなのに男前な二人のいちゃいちゃは悶えるほどに美味です。

 

だれか夢だと言ってくれ

イケメン無表情優等生の樹と元気いっぱい無邪気受けの小夜の同級生BL。

小夜が夢で樹の大事なぬいぐるみになってしまい、そこから意識するようになるファンタジーなBL。

小夜、、、めっちゃ可愛いです。元気ちょい天然受け大好きです。(尊い)

マンガmeというアプリで拝読していたのですが、単行本が出た瞬間即買いでしたよねぇ。

この二人の他に、樹の兄のチャラメン晴人と積極的優等生の雨竜の話。

樹のお父さんが高校生の時に出会った同級生、夢路との話があります。

今月発売の10巻が最終巻なんて寂しいですね。雨竜のお兄様の三雲と景虎先輩の行方も気になっていたのですが、、、

コマ割りが大きくて線画もはっきりしているので今までにないBL漫画の読みやすさです。

 

ピットスポルム

男子寮同室の片思いBL。攻めのイケメン男子、苑が同室の久哉への気持ちを隠すために、女の子とやっちゃってるシーンがあるのでそういうのは苦手だわという方はご注意です。

これはすごく、精神面をえぐられるシリアス寄りのお話ですが、私はこういう強烈に精神面でつながった後のいちゃいちゃシーンはとても格別に感じます。

久々にBL漫画で号泣しました。

なんか、すごく、幸せになった二人を見ないとこの気持ちは消化されない気がします。

 

セフレ、やっぱなしで!

イケメン男子高校生二人のセフレから恋人になるお話。タイトルそのままですね笑

これもまた、受けの時枝が勉強はできるのにおバカキャラという最高のカードを持っていて、私の性癖にギュンときました。

可愛すぎる、、、。

同級生との会話が今どきで、リアルな令和の高校生の学校生活を垣間見ることができます。

言葉選びが秀逸です。可愛くて笑ってしまいます。

 

 

最近の書店のBLコーナーが年々拡張している気がして、腐教を広めたい私としましてはとても嬉しい限りです。

新旧入り混じった感想になってしまいましたが、ここに書いた半数はまだまだ続刊が出ますので。今から追いつくのもありですよ。

 

次回も、ご紹介出来たらと思います。

長文お付き合いありがとうございました♡

 

 

 

さくじつ、私がおすすめするBL漫画を語りたいなとブログに書きましたが、作品感想を下書きしている時に、ハッとしてしまったことがあります。

それは皆さんの面白いな、きゅんとするな、ぐっと来たぜと思うBL漫画の選考基準です。

第一にストーリーや世界観への入り込みやすさは大前提なのですが、、、

ズバリ言います。私の選考基準は「受けの子がかわいい」!!!これです!!

私の性癖が受け全般大好きなので、絵柄など、未読のお話の本を購入する時には受けの子のデザインを一番に見てしまいます。

そうですね、、、くっそ恥ずかしい事までぶっちゃけると、私は攻めになりたい!!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

ただ、そこにはすでにくっそかっこいい攻めが私の願望を叶えてくれているので、私はそれを両手を合わせ拝み感涙しながら幸せを噛みしめている日々でございます。

 

次回私が好きなおすすめのBL漫画の感想を上げようと思うのですが、既にご存じの方が沢山いらっしゃると思うんですよね?

書店でも平置きされているメジャーな本ばかりだと思うので。

その本を思い浮かべながら、苺大福さんはこういう受けが好みなんだぁと共感していただけましたら、一緒に両手をつないでぐるぐる回りましょう!!笑

 

 

 

 

ブログ内で「ギヴン」というBLアニメの感想を書いたことがあるのですが、もっとBLについて語りたいと常々胸の内がムラムラしていました。

そうです!私は筋金入りの腐女子です!!今は主腐という言い回しがあるようですが、年齢的にこっちの方がしっくりくるような気がします。

中学一年で先輩から腐女子の道に引きずり込まれ、はやうん十年、、、断言します、腐海に入り込んだら死ぬまで出れません。

そんなBL歴の長い私ですが、当時はBLと言ったら本を開いた瞬間からぐちゃぐちゃの濡れ場が総意の漫画が大半を占めていた気がします。

嫌いではないですよ?むしろ好きですよ!!でもやっぱりそこは私も女の子ですので、キュン恋や好きという感情、精神的な気持ちの盛り上がりへの丁寧な入り込みが欲しいじゃないですか。

そのような話の作り込みが丁寧に書かれているのは当時は小説が多かったので、学生時代の私はもっぱらBL小説にはまっておりました。

好きな作品や作家名を書き込むと時代が古すぎるのでみなさま存じ上げないと思いますので割愛しますね、、、

 

そんな時代をへて昨今、隠れキリシタンのような活動を余儀なくされていた私世代の腐女子たちは、人目を気にせずBLを堪能できる時代に、感涙しながら本を求めて書店へと赴くことができるようになりました。

あ、ちなみに私は書籍派なので、web漫画を読んで面白いと思った作品はすべて書籍で購入させていただいております。

ただ、過去作品でweb漫画での購入が安い場合はwebサイトで買ってしまっています。

 

そんなBL業界も、ストーリーの内容が少女マンガに近い展開が増えてきたように感じます。

とても読みやすいし、登場人物の家族や周囲の環境をより濃く表現し人の情景が丁寧に描かれている作品が多いです。

BL漫画で泣ける作品の多いこと、、、

そんなお話を描かれている作者の方に本当に敬意と尊敬の念に堪えません。

腐海の皆さんにはお馴染みの作品だと思われますが、私の好きな胸がぎゅっとなってきゅんとなる作品をいくつか日ごとにご紹介させてくださいね。

 

ちなみに、ブログで日々漫画やアニメの感想ログを書き込んでいますが、私の感想ログの作品の選択は年代がバラバラです。

数十年前の作品から年内の最新の作品の中で、私の感情の琴線に触れたものを紹介しています。

更新頻度は低めですがこれからもお付き合いくださいますと嬉しいです。

今回は初めての長文につき、ここまでお付き合いありがとうございました♡

 

 

 

 

敬愛する森永あい先生の作品。

 

誰でも自分の感覚と身体に馴染む作品に出会ったことがあるかと思う。

通称:作者買い。

その漫画家の一人が森永あい先生。

「山田太郎ものがたり」と聞けば、分かる方もいるかもしれない。

森永先生の描くイケメン男子は今どきの少女漫画のスパダリ的な男子ではなく、自分に自信がなかったり、周囲にびくびくして小動物のような自己肯定感が低いイケメンが多い。

そんな彼らに、問題や出来事がピタゴラ装置のように降りかかり、対応する反応が爆発的に面白い。

そんなキャラの濃い作品が多い森永先生の作品の中で、私が一番好きな漫画がこちら。

 

僕と彼女の×××

 

男女の人格入れ替わりの漫画の中で最上級の面白さ。

 

 

 

 

一目で心を奪われる。

そんなヴィジュアルの男子が勢ぞろい。

枢やな先生の作品のキャラクターはすべての女子に突き刺さる男子が必ず一人はでてくるほど男性キャラの数が豊富。

そして、ただのイケメンが多い漫画という訳ではない。

キャラクター一人一人の個性とストーリーの緻密さ、合間にはいる漫才の掛け合いのような会話の面白さ。

アニメに関しては、作風から色合い、音声全てにおいて、芸術の作品といっても過言ではない美しさ。

魅力的なキャラが多すぎて瞬きするのを忘れます。

 

黒執事

 

残忍で惨劇、残酷で凄惨なシーンでさえも美しく目が離せないーーー。

 

 

 

 

 

私はシエル推し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなにかっこいい主人公今まで見たことがない!!

中身が!!!

中身は本当にピカイチでかっこいい!!

やることなすこと桁外れだけれど、どれもこれも相手のことが優先。

考えるより体が動く猛男と、誰よりも猛男のことが好きな凛子と、誰よりも猛男の事を理解しているイケメン幼馴染の砂川くんとの掛け合いが神ってます。

その優しさが伝わってきて胸がぎゅっとするのに表情の豊かさに笑いが止まらなくなる。

久しぶりの大学生編も変わらず安心して笑えます。

泣きながら笑顔になれる究極のラブコメ。

 

俺物語!!

 

猛男の百面相がツボにはまります。

 

 

 

集中して夢中に取り込むことのできる何かに出会える奇跡。

挫折を味わいながらも仲間と進み続け、強靭な体と精神力を磨いていく。

何より湊は弓道が大好きで、そのまっすぐな気持ちが矢を射るたびにひしひしと伝わってくる。

私も小学校から高校までバスケをしていたけれど、湊のようにまっすぐにバスケと向き合ってはいなかった。

それなりにきつい練習量をこなしなから、県大会行ければいいかな。

そんな志も実力も底辺な部活。

和気あいあいとして先輩、後輩とも仲良くて楽しかった。

ただ、大会があるごとに試合会場で強豪校を見ると、たたずまいから明らかにレベルの違うその雰囲気に圧倒されていた。

弱小だと自覚しているが故の諦め。

あの時もっと、勝利に貪欲になっていれば違う景色をみんなで見れていたのかな。

湊達を見ているとあの頃の自分への葛藤と焦燥感、そして胸いっぱいに広がる羨望で呼吸が苦しくなる。

 

ツルネー風舞高校弓道部ー

 

何かを求めて心と身体がうずきだす。

熱くなる自分に出会える感覚に大人はお酒を求めずにはいられなくなる。