今回の国鉄伝説アーカイブスは、いまから8年前の2016年1月にうPした、No.317をお届けします。

昭和60年代に入り、経営的にはもはや末期ガン状態で自力での再生不可能となり、民営化することが決まりかけていた国鉄はあの手この手で利用者獲得に奔走していましたが、特急「雷鳥」に連結された和風電車「だんらん」もその一環だったりします。

不要になった食堂車を畳敷きの和風電車に変貌させる “魔改造” を敢行し、ほぼほぼ団体利用者向けでしたけど、目的地までゆったりと寛いで貰う意味合いというのは何となく解ったつもりですが、大人になってあらためて感じるのは、記事にもあるように「畳敷きなのに何でグリーン料金を取る?」ということ。

畳敷きの和風車両はいわゆる「お座敷客車」がその先達でしたが、それもグリーン料金でした。ホテルの和室でスィートルームの料金をブン取るようなものです。でも、そのからくりに気づかない利用者には頗る高評でした。

では、485系の歴史を語る上で欠かせない、サロ481 500番代「だんらん」の在りし日を堪能下さい。