買収した印刷屋がもともとアプローチしていた大手インターナショナルスクールの案件が決まった。
自分は内容細かいとこまでわからないけど、社長としてお飾りで契約に同行した。
しかし、今まで日本含めて過去にないくらい厳格な契約。
会社の内容に関してのヒアリングという名の面接。
クオリティや納期守れない場合のペナルティがあるのはいいとして、会社のパテントや登記オフィスの契約書、社長と担当者のパスポート、身分証明書現物。
4枚綴り契約書に割印押して双方保管で握手して終了。
いってしまえば、ただの印刷なのにずいぶん大袈裟。
まあ、でもこれもステージアップのためにはいい経験だと印刷のダイレクターとほっと一息ついて帰社した。
翌早朝、ダイレクターから電話。
見積もりの計算ミスしてて、二つのうちの一つが大赤字です。
そうか、いくらくらいの損失?
2000ドルくらいです。
それはまずいけど、契約しちゃったからやらないと。
いや、それはできません。
でもあんなにガチガチに契約したじゃん。
とにかく、金額あげるか、利益出る方だけやらせてもらうか、先方と話をしてきます。
無理だと思うけど、任せるよ。
という朝6時。
なんか大火事になって、結局自分が謝りにいかなきゃいけなそうだな。。と昔の感覚でアポイントの調整をした。
そして10時。また電話きた。
利益出る方だけやることになりました。
うそでしょ?怒られなかったの?
うちが出した金額でできるとこがあるらしく、そこにお願いするとのこと。
そもそもはじめからそこ使わないで何でうちに注文きたの?
友人が働いてるんです。だから今回も許されたんです。
本当に嫌味も何も言われなかったの?
はい、何でとは聞かれたけど、単価をそもそも間違って計算したからと言ったら、
わかった。で終わりました。カンボジア人同士なんで。。
???それ言い訳にもなってなーいとか、いろいろ突っ込みたいけど、まあそういうもんなんだろうなと思って、自分もわかった。とだけ返した。
今回の教訓としては、
1、やはり営業はコネクションで取れる。
2、ミスしても知り合いだからオッケー。
3、言い訳はとにかく堂々と。
4、契約書はなかったことにできる、される。
うーん。。
特に4が怖いなー。
大きな金額のときは今まで以上に気をつけよう。