でも続けていると、だんだん体の使い方や柔軟性。筋力や深い呼吸が、イヤでも身について来ます。
勝手に体に染み付いてきます。
この染み付き具合をあえて、『上手い』と言ってもいいのでは無いのでしょうか…
続けているのに、体も心も変化が無いなんて事はないでしょう。（あって欲しくない…）
そしてその影響を受けるのは、やっぱり一緒にレッスンしている仲間かなぁと思います。
隣から深い呼吸音が聞こえて来たら、自然に自分の呼吸にも意識が向くし、
難しそうなポーズも、いとも簡単そうにやっている人を見たら『あれ？もしかして簡単なの？』
って、頭より体が反応する。
ヨガは内なる自分との対話とは言え、全く周りに影響を受けないのであれば、わざわざスタジオまで足を運ぶ事も無いかなと…。
私自身がレッスンに通う理由もそこにあります。
昔、ニューヨークにヨガをしに行く時に、先生のベジに言われた事があります。
『上手い人の中でやれば、勝手に上手くなるから』と。
呼吸と連動した、しなやかな動き。
それがやがて、深く静かなアサナに入っていける事。
『ヨガって、そんな風に動けるんだ…』
そのイメージがあって初めて、そんな風に動ける様になるんだと思います。（そんな風にヨガしたいと、私は思っているから。）
夜のSarvaのレッスンに、初めて参加して下さったお客様が二名様。
初心者クラスでも、優しいヨガでも無いのでゆっくりとは動きましたが、内容は濃い目です。
細かなインストラクションをいろいろ言うよりも、その場を感じて動いて欲しいと思いました。
そんな中、ヨガ歴の長いお客様に囲まれて、自分なりに一所懸命ヨガをされていました。
特に最初は、周りを見ながら動く事も多いので、何か感じて頂けたのでは無いかと思います。
もちろん、
瞑想が好き。とか、
ダイナミックなアサナが好き。とか、
ヨガ哲学が好き。とか、
この流派が好き。とか、
太陽礼拝が好き。とか、
呼吸法が好き。とか、
リラックスヨガが好き。とか、
マントラが好き。とか…。
趣味嗜好は様々なので、いろんな感じ方があっていいと思います。
やっているうちに、自分なりのいろんな『好き』を見つけていって欲しいなぁと思います。
そして自分の気に入ったヨガを続けて欲しいなぁと思います。
私は、ヨガのアサナばかりをフューチャーしている様に見えますが、精神的にも体力的にも疲れ果てて、本気でどうにもならない時に、新しい力をくれたのがヨガでした。
ゆっくりで、力を使わない。
それだけが、『癒し』だとは思っていないのです。
考え過ぎて、溜め込んだいらないものを解放するきっかけが、強く動いた先にある事も。
自分なりの強くしなやかに伸ばした指先に、それを見つける事があります。
それは私にとっての、『癒し』そのものでした。
一見、相反する様に見えますが、しなやかで力強いアサナは、癒しをくれる事があると言う事です。
その伸びやかさに感動さえする事も。
そして何よりも！私が毎回、生徒さんからたくさんの事を学ばせて頂いております。
凄い可能性がいっぱい詰まっているのを見ると、とっても刺激になります。
ヨガティーチャーは、技術者でもありますが、エンターティナーでもある。
クラスのシャクティって言うのかな？空気感をみんなで作れて、しかも何か温かいものを感じて頂ける様な、いい脇役のインストラクターになりたいです。
なーんて、昨日のレッスン後にこの記事を書いて、途中で寝てしまったのですが…笑
今日のティーチャートレーニングで、ベジも同んなじ様な事を、改めて教えてもらいました。（予めベジの作ったテキストにも書いてあった）
日頃のレッスンの積み重ねの中から、ベジや朋さんのヨガエッセンスが、私の中にも少しずつ染み込んでいたんだなぁと思います。
全くのコピーでは無く、そこに私の個性も足して（100人いたら、100通りのヨガがあるように）
『公民館で、なんか面白いヨガ教えてる人』
→ニーズはともかく笑
そんな感じになりたいなと思います！
